魔女は姫に恋をする

こんにちは、クラス一のダサ男です。

いえ、本当は 戊魔 紫苑(むま しおん)。

今日もため息をつく。

叶わぬ恋をしているというのに、いつかこの恋が実るって、未だに思ってるんだ。

そんな自分が情けない。

俺の好きな人…クラスの委員長は、雪村 白虎(ゆきむら はくと)君です。

その隣いるのが…

王坂 悠馬(おうさか はるま)。

まぁ、クラスの仲良し二人組みって言う感じだよね。

でも、気づいてるんだ。

雪村君が王坂君が好きって事。

ねぇ、俺を見てよ。俺だけを見てよ。

お願いだから、少しだけでも…

キーンコーンカーンコーン

この人は、クラスの担任の、狩村 真人(かりむら まなと)。

クッソチャラくて有名だ。ちなみにバイだ。

まぁ、男子高だから仕方ないかもしれない。

ひっど。一言も喋りたくない。て言うか、俺の声聞いた人いるのかわからん。

クラスで浮いてる俺は、恥ずかしいからいつもホワイトボード持ってきて、そこに文字書いてる。ごめんね。このクラス、美男しかいないから恥ずかしいの。こんな時、ホワイトボードで…

[うるさい]

この個性溢れるオネエは美間坂 美王(みまさか みおう)。

凄くナルシストだ。

この人は、中村 王圻(なかむら おうき)君だ。

中学からクラスが同じで、文でよく話す。俺からしたら、友達…かな。

そうして、ハグをする。

[何だこの茶番]

2時限目:体育

体育…苦手だな。

そう思いながら服を脱ぐ。！

誰かが俺の背中をなぞる。

逃げ出すように教室を飛び出した。

ドンッ

誰かにぶつかる。

なんか、先生の余裕っぷり見たら…泣けてきた…

ーーーーーーー狩村sideーーーーーーー

やべっ、教室に資料忘れちまった。取りいかなきゃ。

ドンッ

ん？なんか、聞いたことの無い声だな…

って戊魔！？

取り敢えず平常心を保つ。

！？

焦って保健室に連れて行く。

てか、意外と可愛い事に驚きだ。

んぐっ

理性が飛ぶかと思った…恐ろしい子。

ーーーーーーー戊魔sideーーーーーーー

先生の顔が赤い。

怒ってるんだろうか。迷惑かけて怒ってるのかな！？

もうダメだ…

自分の顔が熱くなっていく。

あれ？

それだけ俺の声が駄目だったの…？

悔しい。なんか、悔しい。

先生、悔しいよ。

ねぇ、愛を

愛を…

愛を頂戴よ。

ガラッ

そう思っていた時、誰か来た。

もう、恥ずかしすぎてそこまで頭が回らないんだ。

やめて

もう頭の中を掻き回さないで。

貴方のことでいっぱいにさせないで。

幸せ過ぎて、狂ってしまう。

あ、やば…

全部言っちゃった。

また嫌われてしまう。またこの子が攫われてしまう。

もう、あんなこと繰り返したくないのに。

…って、またって何またって。なに意味わかんないこと考えてんだろう…

俺は披露した。

まぁ、なんとも単純な、保健室のカーテンがバラに変わるというものだ。

実は、隠し持ってたんだよね…

別に披露しようとか思ってないよ！でもね、いつか雪村君にこれをあげる時

結ばれてたらって…

叶うはずが無いのに。

そんな何気ない会話をスルーしていく。

ー家(夜)ー

しゅーりょー！！！

今回ここで終わりますwww

えっとね、この小説さー。

気分次第で方向変わるのよ。(BLはぶっ込んでいきます。過激かもしれないところは♡つけます。)

それでは次回でアイマショウ！(？)

(・ω・)/ｱﾃﾞｭｰ☆