教室が大騒ぎになってから、一週間が経った。
私はあの日以来、学校を休んでいた。
あの後、「直弥君からDVを受けていて、稜太に助けられた」という説明を何度もしたけれど、誰も信じてくれなかった。
先生やクラスメイトは、みんな直弥君の味方だった。
私はクラスで孤立して、教室に居場所がなくなった。
外に出るのも怖くなり、ずっと部屋に引きこもっているのだ。
ベッドに横になっていると、スマホが鳴った。
千夏からのメッセージだった。
千夏
菜穂
千夏
菜穂
千夏
菜穂
菜穂
千夏
菜穂
千夏
菜穂
菜穂
菜穂
千夏
菜穂
菜穂
菜穂
千夏
千夏
菜穂
千夏
菜穂
千夏
千夏
菜穂
千夏
菜穂
菜穂
千夏
菜穂
千夏とのやり取りを終えた私は、稜太のことを考えた。
菜穂
菜穂
菜穂
居ても立っても居られなくなった私は、外に出た。
菜穂
菜穂
私は、稜太と何度も会った田んぼのそばに行った。
そこへ行けば、会えるような気がした。
田んぼに着いた私は、少しの間草むらに座っていた。
稜太
声を掛けられて振り向くと、稜太がいた。
菜穂
私は嬉しくて立ち上がった。
稜太は作業着を着ていた。
菜穂
稜太
菜穂
稜太
菜穂
稜太
稜太
菜穂
稜太
菜穂
菜穂
稜太
菜穂
稜太
菜穂
稜太
菜穂
稜太
菜穂
稜太
嫌なことを思い出しそうになった私たちは、一瞬黙った。
稜太
菜穂
菜穂
私は帰ろうとした。
稜太
菜穂
稜太
菜穂
稜太
菜穂
菜穂
菜穂
稜太
私は稜太の後について行った。
稜太が住んでいるのは、三階建ての木造アパートだった。
ドアを開けると、玄関にドレスを着た女性がいた。
稜太
稜太のお母さん
稜太のお母さん
菜穂
稜太のお母さん
そう言って、稜太のお母さんは出かけた。
稜太
菜穂
稜太に促されて、私は部屋に入った。
稜太
私は座卓のそばに座った。
稜太は台所に向かった。
菜穂
稜太
菜穂
稜太
稜太
菜穂
菜穂
そう思うと、急にドキドキしてきた。
稜太
稜太はお茶を手渡して、私のそばに座った。
菜穂
私は稜太を意識しすぎて、視線を合わせられなかった。
稜太
菜穂
稜太
稜太
菜穂
ちょっとだけ、沈黙が流れた。
菜穂
稜太
菜穂
稜太
菜穂
稜太
菜穂
菜穂
菜穂
稜太
菜穂
菜穂
菜穂
私はそう言って、立ち上がった。
稜太
稜太に腕を掴まれ、バランスを崩した。
菜穂
私は床に転んだ。
目を開けると、すぐそばに稜太の顔があった。
菜穂
稜太は四つん這いの姿勢で、仰向けの私を見つめていた。
私たちはその態勢のまま、見つめ合った。
稜太
稜太
稜太
稜太
稜太
稜太はこっちをまっすぐに見つめて言った。
菜穂
菜穂
菜穂
稜太
稜太はそう呟いて、私にキスをした。
優しいキスだった。
その瞬間、涙が溢れてきた。
菜穂
菜穂
菜穂
菜穂
菜穂
涙が頬を伝った。
稜太
稜太
菜穂
稜太は私をギュッと抱きしめて、もう一度キスをした。
そうやって、私たちは夜になるまで抱き合った。
とても幸せだった。
こんな幸せがずっと続けばいいと思っていた。
コメント
5件
ようやく二人が………😭✨ 稜太くんも菜穂ちゃんも、お互い初めて会ったときから 好きだったなんて 素敵すぎですっ!😳✨