第一章
二年前、
雨の降っている日だった
あっきぃ
真織
そう言って微笑んだ私を、
君は覚えてるかな
まぜ太
まぜ太
まぜ太
真織
下手に笑った私を見て
どう思ったかな
あっきぃ
まぜ太
真織
真織
あっきぃ
真織
真織
2人は黙っていた
分かっていたから
真織
あっきぃ
真織
まぜ太
少し震えていたその声に
最初気付こうとしなかったのは
なんでだっけ
真織
真織
まぜ太
あっきぃ
真織
あっきぃ
真織
あっきぃ
まぜ太
真織
グス、
真織
真織
あの日、そこで抱きしめあったことを
2人は覚えているかな
真織
"ありがとう。"
あっきぃ
まぜ太
"うん。"
なんでもないその言葉が
お互いの頬を濡らしたことを
覚えているかな
駅前
真織
トンボ
真織
トンボ
真織
トンボ
走行中
真織
トンボ
車に乗っている間、
先輩は何も聞かなかった
真織
そこは、
先輩の友達のシェアハウスだった
トンボ
トンボ
真織
真織
ガチャ
真織
扉が開くと同時に出迎えてくれたのは
真織
ヨリ
ヨリ
ヨリ
先輩の友達のヨリさんだった
真織
トンボ
トンボ
ヨリ
ヨリ
真織
トンボ
ヨリ
先輩の言いたいことは分かる
真織
(他の先輩は外出中だったな)
ヨリ
真織
トンボ
真織
トンボ
真織
真織
トンボ
トンボ
トンボ
"感謝しろよ"
真織
先輩はそれだけ言って
私の頭をポンポンと叩いた
小春
小春
小春
小春
小春
小春
小春
小春
小春
小春
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