第一章
二年前、
雨の降っている日だった
あっきぃ
…まーちゃん、ホントにいいの?
真織
……うん。"これが一番"だから
そう言って微笑んだ私を、
君は覚えてるかな
まぜ太
っ、
まぜ太
そんなこと言ったって…アイツに!
まぜ太
ぷりっつになんも言わないのかよ…
真織
…ぷりちゃんの、為だから/
下手に笑った私を見て
どう思ったかな
あっきぃ
っ……
まぜ太
っ……
真織
……なんて、ね。
真織
これはね、私の勝手なケジメだよ
あっきぃ
……
真織
そういうのウザイって、
真織
私が一番言いそうだしね…
2人は黙っていた
分かっていたから
真織
…じゃあ、これで
あっきぃ
っ…一年は、会えないんだ
真織
…。2人になら、たまに会えるよ
まぜ太
…一年、どこにいるんだよ
少し震えていたその声に
最初気付こうとしなかったのは
なんでだっけ
真織
…まぁ、実家だとぷりちゃん来るかもしれないし…
真織
知り合いの先輩のとこに居候させてもらうことにしてる
まぜ太
先輩って確か…
あっきぃ
トンボさん?
真織
うん、もう話してある
あっきぃ
そっ、か……
真織
…じゃあ。みんなには、
あっきぃ
うん、話さないよ
まぜ太
ちゃんと、連絡しろよ
真織
分かってるって笑
グス、
真織
!
真織
…あっきぃ、まぜ太
あの日、そこで抱きしめあったことを
2人は覚えているかな
真織
_______
"ありがとう。"
あっきぃ
っ、
まぜ太
ヴ、
"うん。"
なんでもないその言葉が
お互いの頬を濡らしたことを
覚えているかな
駅前
真織
…
トンボ
真織。
真織
あっ、先輩
トンボ
よっ。
真織
、お世話になります。
トンボ
おう。車で来てっから。
走行中
真織
…
トンボ
…
車に乗っている間、
先輩は何も聞かなかった
真織
ここって…
そこは、
先輩の友達のシェアハウスだった
トンボ
俺の家整えるにも時間がかかるからさ
トンボ
それまではここでいい?
真織
あ、全然。
真織
ありがとうございます
ガチャ
真織
!
扉が開くと同時に出迎えてくれたのは
真織
ヨリさん。
ヨリ
お、いらっしゃーい
ヨリ
トンボから話は聞いてるよ。
ヨリ
…久しぶりだね
先輩の友達のヨリさんだった
真織
お久しぶりです
トンボ
にしたってさぁ、
トンボ
よく俺らんとこに頼もうと思ったね
ヨリ
それはそうだよね、
ヨリ
俺ら男だしさ
真織
先輩達を一番"信頼"してますから
トンボ
…
ヨリ
嬉しいことだけどさぁ…
先輩の言いたいことは分かる
真織
ヨリ先輩に素敵な彼女さんがいることも、他の先輩は今それどころじゃない事も知ってますから。
(他の先輩は外出中だったな)
ヨリ
うん、まぁ……
真織
何より、
トンボ
…
真織
トンボ先輩を一番信頼してます
トンボ
…
真織
それに
真織
私の現状を一番理解してくれているのもトンボ先輩ですしね
トンボ
……
トンボ
っはあーー……
トンボ
_____。
"感謝しろよ"
真織
!…
先輩はそれだけ言って
私の頭をポンポンと叩いた
小春
こんにちはー
小春
小春です。
小春
夢小説の初投稿はぷりっつさんと
小春
真織とのストーリーにしました!
小春
といってもまだぷりっつさんは登場していませんが……
小春
他のシリーズも少しずつ出していくので不定期になるとは思いますが…
小春
是非次回を楽しみに
していてください✨
していてください✨
小春
では
小春
120タップ
小春
お疲れ様でした〜!