オリキャラちゃんたちの日常

呆れたように燈がため息をついた。

叶愛の声音に少しだけ燈がたじろぐ。

燈が必死に言葉を探し続ける。

…まぁ、燈になら良いか

ウィンクして見せる叶愛だが、どこか不穏な空気が漂っている。

『口外すれば命はない』

と言うことだろうか。

ひょこりと燈が携帯を覗き込んだ。

深いため息をつき、椅子に腰をかけた。

かなたちに何買ってこうかな…

その時、ポケットに入れていた携帯が震えていることに気がつく。

通知画面から送られてきたメッセージを開くと、

ガタンッ、と激しく音をたて、椅子から勢いよく立ち上がった。

燈はそれを聞いて、呆れたように報告書へと目線を戻した。

と、そこに1人の男がマフラーを翻しながらやってきた。