スター星
学校の図書室
蛍
………
私は本を読んでいる
まあ、見ればわかるだろう
蛍
………終わっちゃった…
今、最後の本を読み終わった
これで図書室にある本は終わりだ
蛍
何読もう…
図書館員
あら、読み終わったの?
蛍
あ、はい。
図書館員
それなら…書いてみたら?
蛍
か、書く?
蛍
本を、ですか?
図書館員
そう。
蛍
………
私は突然の出来事に混乱
書くなんて…
蛍
初めてで、よくわからないんですが…
図書館員
大丈夫よ。
図書館員
売り出したら、絶対買うから。
蛍
………
蛍
じゃあ、書こうかな。
図書館員
うん!
私は小さな、でも 大事な約束をした
塾帰り
夜の街
蛍
………うーん
歩きながら、悩みに悩んでいた。
蛍
本を書いたこともないのに
蛍
ちゃんと売れるのかな…
???
お困りかな?
蛍
え?
声のした方に向くと、 うさ耳のメイドがいた
蛍
あなたは?
???
私?
???
私は七美。
七美
近くのメイドカフェの人気メイドよ!
蛍
め、メイド⁉︎
彼女はメイドだった
よく見ると、 たしかにメイド服を着ている
蛍
そ、それで、何か?
七美
なんか悩んでそうだったから。
七美
休んでいかない?
蛍
メイドカフェで?
七美
もちろん。
蛍
それはちょっと…
七美
なんでよぉ〜⁉︎
蛍
メイドカフェって、だ、男性が行く所ですよね?
蛍
女子高生が言っても大丈夫なんですか?
七美
そんな身構えないで笑
七美
女子も大歓迎だから!
蛍
なる…ほど…
せっかくだし… そう、頭によぎった
蛍
じゃあ、連れて行ってくれませんか?
七美
‼︎
七美
もっちろん‼︎
七美
ついてって‼︎
蛍
は、はい!
私達は歩き出した
話は進んでいく…