犬夜叉
フン大事な奴1人くらい作ってから言えってんだ
犬夜叉
いた事もねぇくせにそれが弱さだと断定すんなよ
鈴蘭
現に大妖怪とまで言われた我らが父上は人間なんぞを守るために死んだのじゃ
鈴蘭
弱い女と半妖を守ってな
犬夜叉
...!!
鈴蘭
父上でもそうなのじゃ
鈴蘭
妾が自分の身が最優先
鈴蘭
大事な奴など要らぬ
鈴蘭
ましてや人間を守り死ぬなどという愚行は尚更な
鈴蘭
妾は父上のようにはならん
鈴蘭
あんな薄情者には
犬夜叉
(怒り...?)
鈴蘭
長く喋りすぎたな
鈴蘭
それだけ元気なら大丈夫じゃろう
鈴蘭
精進せよ犬夜叉
鈴蘭
お主のせいで薬草が無くなってしまう笑
犬夜叉
おめぇの助けなんていらないっつーの!
鈴蘭
可愛くない弟よ
鈴蘭
では、次会う時に屍になっておらぬことを願うぞ
かごめ
結局鈴蘭って味方なの?敵なの?
かごめ
犬夜叉のこと大事にしてるみたいだけど、
犬夜叉
はぁ?あんなのでまかせだろ
犬夜叉
俺は小さい頃あいつに散々虐められてたんだからな
犬夜叉
思い出すだけでも気持ち悪いオエ
かごめ
な、何されたの...?💧
鈴蘭
空を飛んでいる
鈴蘭
(大事なものか...確かに作ろうとしたことは無かったな)
鈴蘭
(今迄も必要なかったからのう)
鈴蘭
(これからも必要になることはないじゃろう)
鈴蘭
(仲の良い者が出来たとしても妾は簡単に切り捨てるだろうのう)
鈴蘭
..........
鈴蘭
(兄者や犬夜叉には名刀を授けたくせに、女である妾にはただの髪飾りしか残さぬような薄情者のようにならぬ)
鈴蘭
(決して)
鈴蘭
(妾は母上も兄者も弟もこんなにも想っておるというのに)
鈴蘭
(誰1人妾に構ってくれぬのは何故じゃ)
鈴蘭
(妾が面白がって嫌がらせをしておるからじゃろうか)
鈴蘭
(それだけの事で怒るなど器が狭い奴らじゃのう)
数週間後
鈴蘭
ふふ笑
鈴蘭
新たな毒じゃ
鈴蘭
早速試したいのう
野盗
へへっお姉さん身ぐるみはいでよこしな
野盗
ついでにお前ごと貰おうか
鈴蘭
(およそ10人)
鈴蘭
調度良い
鈴蘭
新たな毒試させてやろう
鈴蘭
お主らの体でな
鈴蘭
煙管を吹く
鈴蘭
フゥー
野盗
?なんだ?
野盗
バタン
鈴蘭
おぉ苦しむ声も出せずに死んで行ったのう
鈴蘭
これは使えそうじゃ笑
鈴蘭
.........!!
鈴蘭
この匂いは...犬夜叉か...?
鈴蘭
だが、この血の匂いはまるで妾や兄者と同じ...
鈴蘭
優しい姉が様子を見に行ってやるかの
犬夜叉
ーーーーーーー
鈴蘭
おやまぁ
鈴蘭
人間になっておるではないか犬夜叉
犬夜叉
ハッ
犬夜叉
鈴蘭!!
犬夜叉
(チッここまで近づかれるまで気づかなかった)
鈴蘭
半妖は人間に戻る時があると聞いておったが
鈴蘭
そうか...お主は朔の日か
犬夜叉
何しにきやがった!鈴蘭!
珊瑚
...誰?
弥勒
犬夜叉の姉君です
七宝
殺生丸の妹らしいぞ
珊瑚
敵なの?殺気は感じないけど
かごめ
それが、よく分からなくて...
鈴蘭
(...妾の勘違いであったか、?)
鈴蘭
(だが、確かに犬夜叉の匂いが変わった気がするのじゃが...)
犬夜叉
なんとか言いやがれ鈴蘭!
鈴蘭
姉者と言えと何度も言っておろう
鈴蘭
まぁ今のお主にそう呼ばれたくはないがな
鈴蘭
首を掴む
犬夜叉
クッ
珊瑚
!!
かごめ
!!
弥勒
!!
七宝
!!
鈴蘭
牙も爪もない...中途半端に化けていた後の耳も
鈴蘭
哀れよのう犬夜叉
鈴蘭
母上が下賎な人間というだけで完全な妖怪にはなれず弱いまま
鈴蘭
こうして人間になるという弱点もある
鈴蘭
ほんに哀れよ
犬夜叉
...ッは...なせ!
かごめ
犬夜叉に何するの!
かごめ
弟は大事だって言ってたじゃない!
鈴蘭
これは妾の弟ではない
犬夜叉
ッッ
鈴蘭
離す
犬夜叉
ゴホッゴホッ
七宝
犬夜叉!
鈴蘭
人間の匂いをさせおって誠に気分が悪いわ
鈴蘭
犬夜叉が妾同様、完全な妖怪の血の匂いになったから様子を見に来てみれば
鈴蘭
人間になっておるとはな
かごめ
...!!
かごめ
心配して...来てくれたの?
鈴蘭
こうだと知っていれば来なかったわ
珊瑚
良い奴なのか悪いやつなのかどっちなんだ
弥勒
少しガサツなお姉さん、という認識ですが私は
鈴蘭
.......
鈴蘭
なにか近寄ってくるぞ嫌な匂いがしておる
珊瑚
法師様
弥勒
あぁ凄い瘴気だ
犬夜叉
誰だてめぇ!
灰刃坊
わしは灰刃坊 刀鍛冶よ
犬夜叉
刀鍛冶だと?
かごめ
鈴蘭!貴方も手伝ってよ
鈴蘭
何故妾がそのような面倒なことを
鈴蘭
汚い刀鍛冶にも刀にも興味はない
鈴蘭
妾はもう帰る
かごめ
えっ?!ちょっと!
鈴蘭
フン
数日後
りん
殺生丸様〜!笑
邪険
殺生丸様〜!
殺生丸
.............
鈴蘭
(あれは...まさか兄者か...?)
殺生丸
ピクッ
鈴蘭
降りる
邪険
?!
りん
?
鈴蘭
クンクン
りん
??
鈴蘭
人間じゃ...
鈴蘭
...ふっ
鈴蘭
ふははははははははっ笑笑
邪険
な、なんだいきなり
鈴蘭
兄者が人間なんぞを連れておる笑
鈴蘭
人間の小娘を笑
鈴蘭
どういう心境の変化じゃ?兄上よ
鈴蘭
気でも狂っかのかえ?笑
殺生丸
鈴蘭
殺生丸
何をしに来た
鈴蘭
話したくはないのか?笑
鈴蘭
ふふ笑
鈴蘭
なに たまたま通りかかっただけじゃ
鈴蘭
所詮お主も父上の息子というわけか
鈴蘭
父上なんぞに似よって
殺生丸
剣を振るう
鈴蘭
ふふ
殺生丸
父上を愚弄するか
殺生丸
娘であるお前が
鈴蘭
強く産んでくれたことには感謝しておるがそれだけじゃ
鈴蘭
お主らは良いのう
鈴蘭
立派な名刀を授けられて
鈴蘭
妾は何も無いというのに笑
殺生丸
もう貰ったと言っていなかったか?
鈴蘭
こんなガラクタ要らぬわ
鈴蘭
妾は兄者くらい父上を愛しておったのだがのぅ
鈴蘭
父上はそうではなかったらしい
鈴蘭
その上人間なんぞのために呆気なく死んだ
殺生丸
恨んでいるのか父上のことを
鈴蘭
そうじゃのう
鈴蘭
恨んでいるという言葉の方がしっくりくる
鈴蘭
だからこそ妾は人間が大嫌いじゃ
鈴蘭
お主もそうかと思っておったが、
鈴蘭
犬夜叉同様父上の血を濃く受け継いでおるとみえる
鈴蘭
ほんに癪の触るヤツらじゃイラ
りん
ビクッ
鈴蘭
本当...腹が立つ
鈴蘭
(父上も兄者も犬夜叉も)
鈴蘭
(皆、家族よりも人間が大切なのか)
殺生丸
フン好きにさせているだけだ
殺生丸
変な勘違いはよせ
鈴蘭
強がらんでも良い
鈴蘭
兄者は妾と同じだと思っておったが、違うと分かってせいせいしたわ
鈴蘭
消える
りん
...誰だったの、?
邪険
殺生丸様の妹君だそうだ
りん
私のせいで兄弟喧嘩してたの...?
邪険
まぁ結果的にそうなってはいたが
殺生丸
喧嘩などでは無い
邪険
ビクッ
りん
鈴蘭さん...怒ってたけど、悲しそうだったな...
鈴蘭
.......結局妾の帰る場所はここか
鈴蘭
こんな薄汚れた城でも長年住んでいれば愛着が湧くものだな
鈴蘭
気分悪いものを見た
鈴蘭
しばらく眠るかのう...
鈴蘭
奈落を消すのはその後でも良いじゃろう
鈴蘭
.........
鈴蘭
そこにおる人間出てこい
鈴蘭
妾の眠りを邪魔しよる不届き者めが
蛮骨
バレてたか
蛮骨は生きている設定でお願いします💦
鈴蘭
妾を討伐せよとの依頼か...はたまたこの鈴蘭を倒し名を轟かせたいと願う愚か者か
鈴蘭
どんな事情かは知らんが早うここから去れ
鈴蘭
妾は今機嫌が悪い
鈴蘭
殺されたくなければな睨
蛮骨
そう邪険にすんなよ
蛮骨
依頼されたのは本当だが、少し気になって来ただけだ
蛮骨
まさか長年恐れられていたのがこんな絶世の美女とはな笑
蛮骨
噂とは大違いだ
鈴蘭
針を投げる
蛮骨
おっと
鈴蘭
(ほう妾の針を避けたか)
鈴蘭
その噂とやらにここに住まう妖は代の人間嫌い、となかったか?
鈴蘭
妾を討伐しに来たのなら生きて返さなくとも良いな
蛮骨
俺はただ一休みしたくてここに来たんだ
蛮骨
妖討伐で金稼いでるのはいいが、そろそろ疲れてきてな
蛮骨
鈴蘭と言ったな
蛮骨
ここで俺も休ませてくれ
鈴蘭
断る
蛮骨
寝る
鈴蘭
おい!!人間!!
鈴蘭
(この妾を無視しよって)
鈴蘭
毒針を飛ばす
蛮骨
パシッ
鈴蘭
無駄に勘の良いガキじゃ
鈴蘭
人間のくせに
鈴蘭
もう好きにせい
鈴蘭
プン
蛮骨
(代の人間嫌いと言いながら随分お優しいことだな)
鈴蘭
スヤスヤ
蛮骨
(まっじで美人だな)
蛮骨
(こんないい女初めて見たぜ)
蛮骨
(こういう美人に酒ついで貰ったら美味いんだろうな)
鈴蘭
人の顔を除くなど全く無礼な人間よ
鈴蘭
安心して眠れも出来ぬ
蛮骨
不機嫌そうな面もいいな笑
蛮骨
つーか起きてたのか
蛮骨
男いんのにスヤスヤと無防備で寝てると痛い目みるぜ
鈴蘭
フン
鈴蘭
人間なんぞに殺られる妾ではないわ
鈴蘭
何故男がおるからと言って妾が我慢せねばならぬのじゃ
鈴蘭
我慢と退屈は一番嫌いじゃプイ
蛮骨
ま確かに
蛮骨
弱くは無いないようだな
蛮骨
じゃあなんでこんなつまんなそうな場所にいんだよ
鈴蘭
お主に関係ない
蛮骨
それもそうだが
蛮骨
冷たいなぁ
蛮骨
じゃ俺も退屈していたところだ
蛮骨
面白い話でもしてやるよ笑
鈴蘭
面白い話?
次回♡3