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雨が降る。×も降る。

第113話 - 平助編第53話　　居場所探し

2024年06月14日

#新選組

#歴史創作

#BL(？)

メンアノ！

中の人

どーも

中の人

非リアです

仲成

は？

中の人

ん？

仲成

いや、は？

中の人

どうした？

仲成

いや…

仲成

そうか…

中の人

え、反応薄っ

中の人

ま、まあいいや

中の人

始めよ

藤堂平助

せ、先輩…

伊東甲子太郎

ん？どうした？

藤堂平助

い、いったい何処に向かおうと…？

伊東甲子太郎

あー……

伊東甲子太郎

……

伊東甲子太郎

え、何処行く？

藤堂平助

え？

斎藤一

は？

俺と一くんの声が重なった

藤堂平助

いや、え？

伊東甲子太郎

まあ、進めばどうにかなるなる！

伊東甲子太郎

直行突破で行くぞぉー！

斎藤一

………伊東ってこんな奴だったか？

藤堂平助

せ、先輩は変なところでバカになるんだよね…

斎藤一

そ、そうなのか……

とりあえず、俺達は歩いた

藤堂平助

こことかどうです！？

伊東甲子太郎

えー、質素すぎない～？

斎藤一

……

ある日には自然に行ってみたり

藤堂平助

こことかはどうですか！？

伊東甲子太郎

………平助君、ここはちょっと…

藤堂平助

えっ？

斎藤一

……

ある日には何か変な場所に行ってみたり

藤堂平助

も、もうここで良いような気がするんだけど…

伊東甲子太郎

いや、ちょっと想像と違うんだよなぁ…

藤堂平助

えぇーっ

斎藤一

お前ら、良く仲良く暮らしていけたな

ある日には普通の宿に泊まろうとした

藤堂平助

はぁ、もう疲れましたよー

伊東甲子太郎

そ、そんなこと言わないでよ…

伊東甲子太郎

こうやって皆と旅するのも悪くないじゃないか！

藤堂平助

も、もしかして、先輩はその為にわざと住む場所を選ばなかった…！？

伊東甲子太郎

ようやく分かったね！平助君！

斎藤一

いや、絶対ただ宿とりを忘れてただけだろ

もう彼是一ヶ月経った

伊東甲子太郎

それで、どうしよっかぁ…

藤堂平助

普通に泊まれるところ探しましょうよー！

伊東甲子太郎

それはお金掛かるからやだ！

藤堂平助

何でそこは頑固なんですか！？

斎藤一

そもそも、あんたが住む場所を決めてたらこんなことになってねぇんだよ

伊東甲子太郎

う、煩いなぁ！

伊東甲子太郎

いいだろ！

斎藤一

いや良くねぇよ

藤堂平助

と、とりあえず、何処かいいところがないか当てずっぽうだよね…

斎藤一

いや、ずっと当てずっぽうだっただろ

藤堂平助

あ、そっか

伊東甲子太郎

うーん、どうしたものかぁ…

藤堂平助

……

藤堂平助

俺、少し探してみます！

斎藤一

え、は、ちょ？

俺は走った

本当、とにかく走った

今日から住むための場所を決めるため──！

気が付くと俺は知らない場所にいた

…迷子になった

藤堂平助

ど、どしよ

藤堂平助

ま、まあ、手当たり次第探ってみるか！

俺は何件も回った

もう、死ぬぐらい回った

何十件回ったのだろうか

そこまで覚えていなかった

そして──

藤堂平助

え、いいんですか！？

藤堂平助

有難う御座います！

藤堂平助

あ、ざっと二十五人なんですけど…

ようやく見つけることができた

さて、それはいいものの…

藤堂平助

……どうやって戻ろう

とりあえず、俺は少し待ってくれと言い、元の場所に戻ろうとした

一方、先輩達の方は…

伊東甲子太郎

………

斎藤一

……

斎藤一

遅くねぇか？

伊東甲子太郎

奇遇だね

伊東甲子太郎

平助君は道に結構迷いやすいからなぁ…

伊東甲子太郎

迷子になってなきゃいいけど

斎藤一

……

斎藤一

普通に迷子になってそうだな

伊東甲子太郎

あり得る

斎藤一

でもまあ、ここで待つのがいいんじゃねぇか？

斎藤一

そっちの方が手っ取り早い

斎藤一

無理に動く方が大変だ

伊東甲子太郎

……

伊東甲子太郎

そうだね

伊東甲子太郎

今回は君の意見に尊重するよ

斎藤一

あっそ

少しだけ仲良く(？)なってくれていた

藤堂平助

す、すみませんっ！

伊東甲子太郎

あ、良かったぁ！生きてたぁ！

藤堂平助

え、死んでたと思ってたんですか…？

伊東甲子太郎

え、うん

藤堂平助

酷いんですが…

藤堂平助

でも、ようやく決まりましたよ！

伊東甲子太郎

な、何だって！？

先輩が急に俺の肩を掴んでこう言った

伊東甲子太郎

流石平助君！天才だ！

伊東甲子太郎

やはり俺の目に狂いはなかったよ…！

……と

はっきり言うと、ちょっと照れ臭かった

斎藤一

ま、有り難いな

斎藤一

……お前、場所分かってんのか…？

藤堂平助

も、勿論…

伊東甲子太郎

分かってないんでしょ

藤堂平助

そ、そうですけど！

藤堂平助

あ、確か東山高台寺…？だっけ？

斎藤一

いや、聞かないでくれ

藤堂平助

確かそういうところでした

伊東甲子太郎

なるほど…？

伊東甲子太郎

それじゃあ、そこに行こう！

斎藤一

え、即答！？

伊東甲子太郎

まあ、これほどチャンスはない！

伊東甲子太郎

それでは、行くぞ！

藤堂平助

お、おー！？

先輩の行動にはいつも世話がかかる

…それは俺も同じか

とりあえず、俺達はその後、道に迷ったのだった

中の人

いやあね

中の人

もう疲れたんだよ！

中の人

もう寝ていいっすか？

仲成

いや、良くねぇからな？

中の人

え、ブラック…

仲成

うるせぇ

中の人

ええ？

中の人

あ、そういえばさ

中の人

………いいや

仲成

いやいいんかよ

中の人

そこまで重要じゃないから！

仲成

はぁ？

中の人

ということで、閉めますか～

中の人

またいつかー！

雨が降る。×も降る。

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