医者によると死亡推定時刻は夜と言われている
冴宮
私のせいだ
冴宮
あの時、起きていれば
冴宮
お嬢様の容体が悪化したのを知らせることが出来たのに
冴宮
従者としてお嬢様の側を離れるわけにはいかないのに離れてしまった
冴宮
私の、、、せいだ
父
冴
冴宮
はい
父
葬式、、、来るか?
冴宮
、、、
冴宮
はい
父
分かった
父
なら、車に乗りなさい
冴宮
分かりました
冴宮
今、お嬢様が桶の中で眠っている
冴宮
今にでも起きてきそうだ
冴宮
お嬢様
冴宮
早く起きてください
冴宮
死んで無いですよね
冴宮
生きていますよね
父
冴
冴宮
お嬢様、、、
冴宮
早く、、、起きてください
冴宮
もう朝ですよ
父
冴!
冴宮
はい
父
もう、、、やめよう
父
優愛は、、、死んだ
父
受け入れなさい
冴宮
いえ
冴宮
これは何かの間違いです
冴宮
多分疲れて寝ているんでしょう
父
、、、
冴宮
ほら、まだ寝てるじゃないですか
父
冴、、、
冴宮
お嬢様〜起きてくださいよ〜
神奈
冴くん
冴宮
神奈さん、、、そして皆さん
美月
もう、、、受け入れなきゃいけない
優奈
優愛は死んだ
優奈
この世を去った
優奈
もう、、、もどってはこない
冴宮
嘘だ、、、
神奈
悲しい気持ち、、、分かるよ
神奈
大切な人を失ったんだもんね
冴宮
うっうっ
父
冴、、この不甲斐ない父を許してくれ
冴宮
うわああああ
冴宮
まだ死んでない!
冴宮
生きてる!
優奈
冴!
優奈
もう、やめなよ
優奈
こんなの優愛も望んでない
優奈
もう、、、冴の泣く姿なんて見たくない
優奈
そう思ってるよ
美月
だから、、、死を受け入れろ
美月
こればかりは事実なんだ
冴宮
うう
そして線香を添える
冴宮
お嬢、、、様
冴宮
うわああああああああああ
彼は目の前の優愛を目にして泣いた
その声は室内にも響き渡った
あれから数日
優奈
冴、、、大丈夫かな
美月
学校にも来てない
神奈
今はそっとしておくのが大事です
美月
そうだな
優奈
うん
優奈
でも、、、一つ心配なのよ
美月
まぁそのことなら私にも分かる
神奈
?
優奈
あいつ、優愛といつも一緒だったじゃん
優奈
その優愛が死んだんだよ
優奈
あいつ後追い自殺とかしないわよね
神奈
私は背筋が凍る
神奈
や、まさか
美月
でもあり得るぞ
優奈
二人で一つだからさ
優奈
その一つが欠けた今
優奈
あいつは、、、、
父
すみません
優奈
え
優奈
優愛のお父さん
父
冴は見なかったかい?
神奈
いえ、見てませんよ
父
あいつ、朝から行方が分からないんだ
優奈
え
神奈
家には居ないんですか?
父
どこを探してもいない
父
今メイド長が探してる
美月
なぁこれって
優奈
ちょっと神奈
神奈
私は人の言葉を耳にせず学校を出た
神奈
冴くん
神奈
冴くん
神奈
一体どこ、、、
気付けば一目散に走っていた
神奈
もう、一人にしない
神奈
離さないって言ったじゃん
神奈
なんで、、私の側から離れるの
神奈
待ってよ冴くん
神奈
一体、、、どこ行ったの
すると一言の言葉を思い出す
神奈
後追い自殺、、
神奈
まさか、、、
神奈
過去に自殺しようとした場所
神奈
あそこで最愛の人との再会をしようとしてた
神奈
てことは必ず、、
神奈
冴くんはあそこにいる
冴宮
また、、この場所か
冴宮
2回目だ
冴宮
お嬢様、、、空から見てますか?
冴宮
私達は二人で一つでした
冴宮
今、そちらに向かいます
私は崖に立った
冴宮
海が綺麗だ
冴宮
ありがとう世界
冴宮
お嬢様
冴宮
今からそちらに向かいます
冴宮
その時は私と一緒に過ごしましょう
彼は飛び降りる
体が浮遊感に包まれる
神奈
冴くん!
飛んだ瞬間に神奈が冴宮の手を握る
冴宮
神奈、、ちゃん
神奈
何をしてるのよ!
神奈
私の側を離れない
神奈
一人にしないって約束したじゃん、
冴宮
、、、
神奈
優愛さんも冴くんが死ぬのは望んでないよ!
冴宮
お嬢様、、、
優愛
ねえ
優愛
冴宮
優愛
何をしようとしてるの
優愛
生きなきゃ駄目
優愛
これは命令よ
優愛
私はいつも側で貴方を見守っているわ
優愛
だから自殺なんて、、やめてよ
優愛
もう、、、これ以上私を悲しませないで
冴宮
お嬢様?
優愛の声が冴には微かに聞こえた
きっと幻覚、幻聴だろう
神奈
大丈夫
神奈
優愛さんは側で見守ってくれる
冴宮
お嬢様、、、
神奈
ねえ冴くん
神奈
一緒に戻ろう?
神奈
もう一度私と暮らさない?
神奈
優愛さんも一緒に
優愛
うん
優愛
3人で暮らしましょう
冴宮
う、お嬢様、、
優愛
大好きよ冴宮
神奈
大好きよ冴宮
優愛
もう一人にはさせない
神奈
もう一人にはさせない
優愛
貴方は一人じゃない
神奈
貴方は一人じゃない
優愛
そんな存在に貴方は成長するのよ
神奈
そんな存在に貴方はなったの
神奈
だから私と一緒過ごそ?
冴宮
うん、、、






