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こんな俺でも変われますか?

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こんな俺でも変われますか?

17 - こんな俺でも変われますか?14.5

2023年02月25日

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前回の続き

ころん視点

僕の横にはベッドですやすやと眠るるぅとくんがいる

どうしよう、かな

親に頼るわけにもいかないし……

ぼーっと連絡先を眺めていると、真ん中の方に

“莉犬”という文字を見つけた

あ、莉犬くんに聞いてみるか……

プルルルルル プルルルルル

ピッ

On the phone:

莉犬く〜ん

何?

今暇?

暇っちゃ暇だけど……?

ごめん、今から僕の家これる?

別に良いけど……

じゃあ、よろしく!

え、ちょっ!ころty

プチッ

ちょっと、ころちゃん、俺ころちゃん家知らないんだけど!

って……切れたし

莉犬くん、早くきてくれないかなぁ……

〜数十分後〜

莉犬くんおっそいなぁ〜……

もう既にさっき電話をかけてから数十分が経過していた

ピーンポーン

きた!

ドタバタ

ガチャ

やっほ〜!莉犬くん

ころちゃん……

ん?なんか莉犬くんが怒ってる気がするのは気のせい?かな?

と、とりあいず、ドウゾー……

やばい、莉犬くんめっちゃ睨んでるんだけど……

るぅとくん並みに怖い

↑るぅとくんに超絶失礼w

ガチャ

お邪魔しまーす

どうぞ〜……

で、ころちゃん?ちょっと色々と言いたい事があるんだけど?

座った瞬間、莉犬くんが話し始めた

まずね、俺ころちゃん家知らないんだよ!

え、あ、そうか

考えてみればその通りだった

今呼べるほどの仲?とはいえ、仲良くなってからまだ一週間経ったか経ってないかくらいだった

え、じゃあどうやってきたの

え、まぁ、色々駆使してきたけど

……何をしてきたんだよ

ま、まぁそこはどうでも良いとして!

どうでも良くはないんだけど

だって、電話口の様子からしてなんか焦ってんじゃないの?

あー、うんそうなんだよね

そして、僕はここまでの事を莉犬くんに説明した

今、この状況でるぅとくんを家に帰らすわけにもいかないし……

なんていうか、完璧なまでに毒親って感じだねw

そう笑う莉犬くんは少し苦い顔をしていた

それにしても、そんな人間が暴走してるのをよく止められたね、ころちゃん

いや、止めたってほどじゃないよ……一方的に感情をぶつけられたからそれに対して反論しただけだし……

あー、……ねぇ?

同情するような、そんな声色

えー、とるぅとくんこの状態なってからどれくらい?

30分……くらい?

ふ〜ん、ねぇそのなんだっけ一香って名前だっけ、その人はここ知ってんの?

え?わかんないんじゃない?

あ、そうなの

知らんけど

知らんのかいな!

だってわかんないもん!

まぁ、でもそんな電話してきて30分くらい経ってて凸ってこないって事は多分そういう事なんだろうね

……

で、なんで俺は呼ばれたの?

いや、僕だけじゃどうにもできないから......とりあえず助っ人を呼ぼうかな......と

今回は、というか俺だから良かったけど他の人だったらバッチリoutだからね

はい......

まぁ、反省はどうでもいいとして今はるぅとくんだよね

そうだね......

家には帰せないしね

とりあえずの所るぅとくんが起きるのを待つか

分かった

るぅと視点

ん“、んぐぅっ

すごく眩しい、目の前がオレンジ一色だった

恐る恐る目を開くとそこには僕を真上から覗き込む四つの目が......

うわぁっ!

ってなんだ......ころちゃんと莉犬ですか......

え⁉︎なんで莉犬がいるんですか?

うーん、それには色々あったとしか言い様がないんだけど......

それから、僕は莉犬ところちゃんから大雑把な説明を受けた

な、成程。ようやく理解できました

ころちゃんも莉犬もすみません、迷惑をかけました

いや、迷惑をかけるくらい友達だから気にしなくていいし......俺は自分を受け入れてくれた人は絶対に助けるって決めてるし

そうだよ!僕の方こそいつもるぅとくんに助けられてばっかだしね

それは、言えてますw

え、酷くない⁉︎

はいはい、今そこはどうでもいいから

そこで2人はお互いに数秒間見つめ合い、2人同時にこっちを向いて言った

莉犬&ころん

るぅとくん、君は家に帰りたい?

言われた瞬間、一瞬喉が締め付けられるような感覚がした

え、それは......

か、帰りたいに決まってるじゃないですか

ころちゃん、やっぱりるぅとくんは家に帰しちゃいけない

うん

え、なんで、でも帰らないと......

さっき、帰りたいか聞いた時即答できなかったでしょ

それは、帰りたくない理由が、帰るのを躊躇するような要因がほんの少しでも思い当たったからでしょ?

そ、それは......

ねぇ、るぅとくん、もう一回聞くよ?ほんとに、家に、帰りたい?

ッ......

かえ、り、たく、......

......ない、です

言った瞬間、喉のつっかえがスッと取れた気がした

よかったッ......

莉犬がほっとしたように呟く

え、なんで?

もう、人が俺みたいになってるのを見たくないから、ね?

ねぇ〜、これからどうすんの〜?

ころちゃん雰囲気ぶち壊しです!

え⁉︎マジで⁉︎

もー、最悪じゃんw

みんなで冗談を言い合う

莉犬がほっとしたように呟く

みんなで冗談を言い合う

とりあえず、るぅとくんは今日は俺ん家おいで!

え、いいんですか?あの両親とか......

あー、俺、一人暮らしだから!

あ、なるほどです

家には、一方的な連絡だけ入れときなよ

あ、わかりました

今日は、友達の家に泊まります

ご飯、いらないです

できました

おけおけ、じゃあそろそろ行こっか

お、じゃあ、また明日〜

後日、莉犬くんがるぅとくん母を正論でボッコボコにしたとか してないとか......

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