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俺が白鳥家に来て 初めての朝がやって来た

俺は実家にいた頃使い古した布団でしか寝ていなかったから十分に眠れず毎日起きる時間が早かった

だからいくら質のいい布団で寝ても やはり早く起きてしまう

深澤辰哉

(あんなに綺麗な布団で寝たのはいつぶりだろう...)

深澤辰哉

(疲れてもいないし体調も良い)

俺はそんなことを思いながら 身支度を済ませた

十分な教育を受けていない俺が 白鳥家の当主になどなれる訳がない

じゃあ俺のするべきことは...

俺は白鳥家の台所で炊事をした

深澤辰哉

(炊事をする主人など白鳥家長女の夫にふさわしくない)

深澤辰哉

(でも今の俺にやれることはこれくらい)

深澤辰哉

(ふさわしくないのは初めからだ)

深澤辰哉

(でも実家でしていたことが役立つとは思わなかった)

実家では俺の食事は待っていても 出てこなかった

あの家では俺は使用人でも家族の一員でもなかったから...

菜穂

辰哉さま?

深澤辰哉

あ...おはようございます
菜穂さん

菜穂

おはようございます♪
辰哉さま

菜穂さんは通いの使用人

奥様が幼い頃から親代わりに 世話をなさっていたらしい

深澤辰哉

あの...勝手をしてしまって...申し訳ありません

菜穂

勝手になんて滅相もありませんよ!

菜穂

むしろ旦那様になる方のお手を煩わせてしまい申し訳ありません

深澤辰哉

(俺...余計なことをしてしまったかもしれない...)

俺の顔を見て 菜穂さんは俺の手を優しく取る

菜穂

辰哉さま♪

菜穂

菜穂はもうこんなしわくちゃの婆ですからお手伝いしていただけて助かりましたよ♪

菜穂

ありがとうございます♪

そういうと菜穂さんはにっこり笑った

その優しい笑顔に俺は心が震えた

深澤辰哉

...い...え

菜穂

さぁさお嬢ちゃんが起きるまでにはまだ時間がありますからね♪

菜穂

他のこともやっておきましょう♪

菜穂

辰哉さま
ここはお任せしてもよろしいですか?

深澤辰哉

はい...あの...
俺で良ければ

菜穂

ではお願いいたします♪

冷静な人に仕えるならばもっと人形のように淡々とした冷たい人だと思っていたけど...

深澤辰哉

(菜穂さんはとても優しい方...)

菜穂さんは奥様をお嬢ちゃんと呼ぶ

幼い頃からお世話をしていた 名残だろうか...

けれどそれを許している奥様も...

そこまで冷たい人では ないのかもしれない

幸せになる 〜たとえ政略結婚でも〜

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