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鳥のような俺の恋人

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鳥のような俺の恋人

1 - 鳥のような俺の恋人

♥

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2020年06月06日

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…。

かったるい体で教室へ入る。

俺は結城誠。世間的に言う陰キャの部類に入る人間だ。

早く漫画が読みたいのに、最近はある女によってその時間が遮られている。

杙凪

よっ!まーくん!

眉白杙凪(まみじろくいな)。 俺の隣の席の女だ。

最近席替えをして隣になったが、まぁうるさいやつだ。

小難しい漢字四文字の名前とは裏腹に、いつも微笑を浮かべていてクラスの評判もいいようだ。

切れ長の赤い瞳に長いまつ毛、色素の薄いサラサラの髪の毛。後頭部で結い上げた揺らめく髪の毛は高い背に映えている。

グレープフルーツくらいしかない顔に綺麗にパーツが治まっている。黙ってれば可愛いのに。

頭は悪いようだ。(人のこと言えないけど)部活は確か陸上部。走幅跳らしい。

すごい速さで風を切り、鳥のように飛ぶんだとか。

そして、こいつは俺の事を何故かまーくん呼びする。

なぜまーくん呼びなんだ

杙凪

え?まことって名前だからに決まってるでしょ!?

杙凪

まさか、名前違った!?じゃあ名前なんていうの?

名前は誠だが、なぜあだ名で呼ぶ必要がある!結城でいい!

杙凪

でも私、まーくんと仲良くするって決めたんだもん…。

はぁ?そんなこと俺に言われても…。

杙凪

べつにまーくんに害があるわけじゃないでしょ!

いやありまくりなんだが…。

杙凪

え!?じゃあ例えば何がある!?

1、周りの奴らに仲良いと誤解される
2、付き合ってると誤解される
3、誤解を解くの…

杙凪

あー!わかったわかった!

やっとわかったか…。

杙凪

ってことで、これからもよろしくねっ!
「まーくん!」

おいおい話聞いてたか?

俺の話も聞かずそそくさとどこかへ行ってしまった。

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