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翌朝
煉國
釜戸
閉じていた瞼に朝の明るい陽光が眩しい
釜戸
炭二郎は自分の背中に 柔らかい感触を感じる。
そして目の前には煉國の厚い胸板が
えっ俺煉國先生に 抱擁(ほうよう)されてる?!
クンクン
鼻腔に柑橘系の爽やかな香りが広がる
煉國
煉國
釜戸
釜戸
煉國
釜戸は煉國を見上げる
煉國
寝起きの煉國先生の髪の毛は ふわふわしていて犬みたいだ。
煉國は甘い笑顔を炭二郎へ向ける
釜戸
(色んな意味で)
楼香
釜戸
煉國
楼香
煉國
釜戸
楼香
煉國
うわぁ、かっこいい...
煉國は前髪を全て後ろに流し 香水のスパイシーな香りを纏っている
これが大人の男か...
あちらでは祭囃子の音が聞こえてくる
両端には屋台が並んでおり 道は煙で覆われていて 美味しそうな匂いがする
煉國
釜戸
炭二郎はたこ焼きを丸ごと1つ 頬(ほほ)いっぱいに頬張った
釜戸
煉國
煉國
釜戸
舌が焼ける
煉國
市松模様のハンカチが渡される
釜戸
煉國
煉國
釜戸
釜戸
煉國
煉國
煉國は顔をクシャクシャにして笑う
笑顔も素敵だな。
釜戸
煉國
煉國
煉國
釜戸
釜戸
煉國
煉國は炭二郎の キラキラとした目に負けた
釜戸
釜戸
男
背後から声をかけられる
男
釜戸
男
男は炭二郎の腕を掴む
釜戸
炭二郎は恐怖のあまり声が出ない。
男
男はニタニタ笑っている
釜戸
パシッ
煉國
煉國は真顔で問い詰める
男
男は狼狽える。 自分より目線が15cmほど上の男に問い詰められて身の危険を感じたんだろう
いやお前が1番あぶねぇな
煉國
煉國
釜戸
男
男は木陰の奥に走っていき やがて見えなくなった
釜戸
煉國
煉國はいつもの笑顔に戻っていた
煉國
煉國
煉國は炭二郎の手を握る
煉國
釜戸
炭二郎は少し頬を赤らめ答える
ポタッ
水音が小さく鳴る。 優しく置いた灯篭がゆっくり向うに 流れていく。
既に奥には幾つもの灯篭が流れており とても神秘的な光景だ。
釜戸
釜戸
煉國
煉國
煉國は炭二郎を見て目を細める。
炭二郎の鼻腔に甘ったるい匂いが グッと広がる
この匂いに包まれると とけてしまいそうだ。
釜戸
煉國
釜戸
煉國は嬉しそうに笑みを零す
煉國
煉國
煉國の指先から炭二郎に熱が伝わる。
すこしだけ指先を深く絡ませ合ったのは煉國と炭二郎にしか分からない。