新文明の破壊兵器は

かつて全てを破壊する為に造り出された兵器は軍事力を持ったばかりの国にそう告げた

許しを乞う声が国からはしているだろう

大陸程の体長をもつガイアには聞こえないが

歪んだ正義により、一つの国は一人の青年に潰された

一つの圧制が行われていた

数百年前

戦争を終結させる為に巨大な人型兵器が作られた

それは数々の都市や国を滅ぼしていった

でも、兵器はそれを望まなかった

反抗した兵器は人間によって無理矢理指示に従うように

造り替えられた

やりたくも無いのに世界を壊さなければならない

悲しんだ兵器は核による攻撃を受けた

いっそのことこれで死んでしまいたい

そんな思いも叶わず

人類の歴史は一旦滅び

兵器だけが残された

もう戦争は起こさせない

その為に兵器はガイアと名乗り

一つの大陸のすべての国を監視する事にした

縮小薬により50メートルほどに縮んだガイアは各国の監視をしていた

怪しい動きをした国にそう問いかける

威圧的に聞く

ほんとはこんな事は好きでは無いが、世界の平和の為だ

仕方ない

怯える国の上層の人の言葉を無視して

ガイアは縮小を解いた

ガイアはそう言って国のある場所を手で抉り取る

そして優しく笑って

手の中の国を握りつぶした

彼は自分の行動が文明の発達を止めているなんて知らない

軍事がなければ世界は平和か？

争わないのが正しいのか

平和って何だろう