霧に包まれた私の胸懐

どこかで聞いたことがあるような言葉だった

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決して1人じゃない。

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今、私が1番かけてほしい言葉を知ってる人だ。

「軽薄な気持ち」なんてもう誰にも言わせない。

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だって、あの頃の私みたいに

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決して一人じゃないから。

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数百年前の夜

そう言い放った瞬間

その「潜めた力」は凍てつく寒気とともに現れた

けれど「紋章」の難点＿＿それは

力を制御しなければ暴走になりかねない

普通の人間の何倍もの速さと力を得るが、 その代償に体は激しく消耗する

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村人を守りたい一心で必死に力を 制御しようとしたが

鬼との激闘の中でその冷気は徐々に暴走し始める

冷たい風はただの防御や攻撃を超え、 周囲の木々を凍らせ、

地面が凍結する寸前まで限界は来ていた

その暴走した力は無差別に広がり

駆けつけた隊士や村人たちも巻き込んでしまった

自己嫌悪と悲しみ、そして 自分の力が引き起こした悲劇に耐えきれないまま

孤独と絶望の淵に沈んだ。と同時に この戦いは終わり

鬼に命を奪われた

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この戦いの後、 村では「雪の紋章の者は災いを呼ぶ」と語り継がれ

紋章をもつ者は忌み嫌われ、 疎外される存在となった

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何が正解かもわからないまま 答えもなく進んできた、このわたしに

行き止まりだと思ってた場所に 道を見せてくれた