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※百合
※この物語はフィクションです
部活の時間。それは私が学校生活の中で最も好きな時間だ
バスケ部員A
バスケ部員B
ゆの
大して好きでもないバスケ
なのにバスケ部に入っている理由なんて一つしかない
ゆの
ゆの
大好きな人が居るからに決まってる
ゆの
私はなつみちゃんの元に走った
なつみ
ゆの
なつみ
なつみちゃんはぶっきらぼうに答えると部室に入っていった
ゆの
バスケ部員A
バスケ部員B
みんなはどこか不満そうになつみちゃんの話をしている
ゆの
この様子から見るとなつみちゃんは好かれてるわけじゃなさそうだ
だからと言って、悪口を言うような雰囲気もない
ゆの
ゆの
でも着実にヘイトは集まってる
バスケ部員A
ゆの
バスケ部員A
ゆの
バスケ部員A
ゆの
私が待ち望んでいた質問だ
まず、一回目の誘導だ
ゆの
バスケ部員B
ゆの
バスケ部員A
ゆの
一瞬だけ静かになる
バスケ部員B
バスケ部員A
てか、なつみこの前たまきさんの悪口言ってなかったけ?
そういえばさ、なつみ昔いじめしてたって噂あったよね
それってたまきさんのことなんじゃない?
ガチでいじめてたんならさー、…けっこうやばくね
ゆの
そうだ。なつみちゃんは仲良くなんてしていない
いじめていたのだ
バスケ部員B
ゆの
また一瞬だけ静かになる
なつみ
バスケ部員A
バスケ部員B
バスケ部員A
ゆの
みんながなつみちゃんを見る目は今までとは違った
なつみ
よそよそしく引いているような目線
ゆの
後は徐々に噂が広まっていくだろう
それに、かれんもいる
私はその間、鈍感で馬鹿で純粋な子を演じていればいい
ゆの
たまき
放課後の美術室
絵を描いている人はいるが、静かだ
たまき
私は人が怖い
みんな私の悪口を言っているように見える
いや、そうに決まってる
たまき
たまき
たまき
あの女のせいだ!
たまき
たまき
たまき
消しちゃうの?
たまき
後ろから突然声が聞こえる
振り返るとそこには廊下で数回見たことがある女の子がいた
たまき
かれん
たまき
声が吃る
せっかく褒めてもらってるのに
たまき
かれん
かれん
彼女はそういうとゆっくりと微笑んだ
あまりにも優雅で可憐な笑みだった
カーテンの隙間から差し込む光に彼女が照らされる
たまき