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天才です
よっしゃッ✨ 🌟合ってたッ!っしゃッ!(( ☆☆の子は🌟❤だと自分の中で思っている。 (o`・ω・´)oガンバ!!
最後誰かわかった気が…する… クラスメイトの脳内覗きたいです。そして晒したいです。
☆☆
深夜2時
普通の高校生なら
こんな時間に帰ってきたら
当たり前のように喰らう拳骨も
親がいない僕には無関係
今夜の収穫は…と
盗んできた品物をそっと床に置く
もう僕は歴とした犯罪者だ
今更辞めるつもりなど1ミリもない
☆☆
今まで何度も嗅いだことがある
鉄錆の様な匂い
今日はどっちかな~と思いつつ
僕は直ぐに弟の元へ向かった
扉を開けると同時にみえる
刃物を片手に血だらけになり倒れた弟
☆☆
☆☆
まぁ経験者の僕が言えるの事でもないけどね
まぁ…でも此方で良かった
まだ…希望がある
弟は…れるは体がとても弱い
生まれつき…だそうだ
初めて発作を見た時は
本当に驚いた
どんな人にも
陰キャだった僕にも
優しく振る舞う
優しく陽気な同級生が…ってね。
僕とれるは実の兄弟じゃない
親同士の再婚がきっかけで住む家が同じになっただけ
だけど今は僕とれるだけで住んでいる
実の母親も継父さんも
2人同時に失踪したから
別に心配などしていない
どうせ遊んでいるだけだ。
継父さんの事はよく知らないが
うちの母親と惹かれあったという事実と
実の息子が苦しんでいるのに無視をする所をみていれば
まぁ常識人ではないだろう
れるの世話は必然的に僕がやらないといけない
金も何も置いていってくれなかったから食費もないし
頼れる所もないから盗みを働く
僕の人生は捨てている様なもの
それでも不思議と
辞めたいなんて思う事は無かった
だって…れるは
僕のヒーローだから。
れるとの出会いは中2の秋
季節外れな転校生
そして哀れな転校生だったという
印象が強かった事はよく覚えている
当時の僕は生きる意味なんて見いだせなかった
クラスでのいじめ
家に帰ってこない母親
居場所なんて無かった
生きているのは死ねないから
死ぬ事が出来るなら死を選んでいただろう
毎日毎日
昨晩刃物で傷つけた腕を眺めながら
誰か僕を殺してくれいかな~なんて
心の中で呟きながら登校していた。
窓際の1番後ろの席
事が片付いてからゆっくりと腰を降ろす
周りの女の子達の
此方を見て笑う声
朝からよくやるよ…なんて思いながら
スマホをいじる
クラスメイト
クラスメイト
ガッと机が蹴られる
嗚呼…せっかく綺麗に消した机が…
数分前まで鉛筆で真っ黒に塗りつぶされていた机
何故、消せない油性ペンでやらないのかは当時は分からなかったが
どうせ担任にバレて怒られるのを防ぐ為だったのだろう
鉛筆だったら永遠に出来るしね。
☆☆
クラスメイト
クラスメイト
1人のクラスメイトの声に
また笑い出す集団
中には哀れみの目で此方をみている奴もいたが
一切手を差し伸べようとはしない
まぁそういうものだろう
別に期待なんてしていない
クラスメイト
そんな事を重いっていると
クラスのマドンナ的な女の子がやってきた
苦手だったよな、こういう奴
いかにも自分が中心!!…みたいな
…今でも無理だけどw
すっと頭に何かを挿される
何かと思ってマドンナをみると
甲高い奇声をあげだした
クラスメイト
クラスメイト
頭から挿された”何か”をとる
すぐに周囲から溜息が漏れた
手に取ったのは綺麗な白い花だった
あれは…確か
☆☆
クラスメイト
クラスメイト
☆☆
”スノードロップ”
純白な可愛らしい見た目とは対照的に
花言葉は
”貴方の死を望みます”
よくやるよな
あの時はあの人達だって中2だったんだし
お金だって普通は無かろう
それにこれは2月から3月の花
咲く季節にはまだ早い
これだけの為にって
どれだけ時間や金があったのだろう
…そんな物が今の僕にあったら
れるを少しでも楽にさせてあげられたのかな
数分経って
朝のホームルームが始まった
先程までのいじめが
まるで無かったかのように
クラスは暖かい雰囲気に包まれる
先生
先生
先生
へぇ…転校生か
どうせその人も僕の敵になるだろうなと思いつつ
転校生の方をみる
△△
△△
🌟R
🌟R
クラスメイト
クラスメイト
🌟R
🌟R
クラスメイト
🌟R
陽キャ…か
また敵が増えるな…
出来る限り関わりたくない
って感じに思ってたっけ?
実際はいい関係で関わることになるんだけどw
先生
先生
先生
🌟R
先生
先生
🌟R
🌟R
クラスメイト
🌟R
🌟R
クラスメイト
🌟R
クラスメイト
🌟R
クラスメイト
クラスメイト
🌟R
🌟R
クラスメイト
クラスメイト
🌟R
🌟R
クラスメイト
🌟R
クラスメイト
🌟R
クラスメイト
クラスメイト
🌟R
クラスメイト
クラスメイト
🌟R
🌟R
クラスメイト
🌟R
🌟R
クラスメイト
この子は大丈夫だな
ここでもやってける
そんな事を考えていると
🌟R
転校せ…れるに話しかけられた
賑やかだった雰囲気が
一気に静まりかえる
クラスメイト
クラスメイト
…最悪
今日絶対キツイのやられるじゃん
☆☆
🌟R
🌟R
🌟R
🌟R
…追い討ちかけるタイプかな?
空気読もうよ…
☆☆
🌟R
🌟R
☆☆
面白くないやつなんて
周りがコソコソ話し始めると共に
終わりのチャイムが鳴り響いた
すぐにれるは囲まれる
転校生ごときでこんなに騒がなくても…思いつつ
すぐに教室を出てトイレに駆け込む
1人になれるこの場所だけが
あの時の僕の居場所だったから
暫く時が経って
昼食の時間になった
僕たちの中学は珍しく
弁当持参の学校だった為
クラスメイトはこの時間になると
色鮮やかな弁当を見せ合いながら
より一層騒がしくなる
ここに居ると除け者扱いされる事は分かっていたから
素早くサプリメントだけをとって
教室を出ようとした
でも…確かその時
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🌟R
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れるに声をかけられたんだよな
言わずと知れず殺意をヒシヒシと感じる視線
どれだけ鈍感なのと呆れつつも
離れてもらうように指示をする
☆☆
☆☆
🌟R
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なんで僕??
それに他クラスに転校生が来たなんて噂は聞いたことがないから
多分ここの学校の人
…ずっとこのクラスにいただろうし
元々の知り合い…なのかな?
そんな中に入っていける自信ないよ
🌟R
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☆☆
そんなこんなにで僕は
れるに連れられて教室を出た
クラスメイトはもう
猛獣と化していた←
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☆☆
だけど
屋上に向かう最中の階段で
れるがダウンした
確か体が弱いなと言っていたなと
呼吸を整える手伝いをする
自分自身もよくあるため
対処の仕方は分かっている
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☆☆
暫く経って発作は落ち着いた
こんな陽気な奴でも
辛い病を抱えていると思うと
不思議と胸が苦しくなる
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☆☆
☆☆
これは本心
何となく本能がこの人は
大切な人だと教えてくれた気がしたから
実際本当にそうなったし。
🌟R
☆☆
忘れてた
今からこの人の友達とやらに
会いに行くんだ
どうせその人も陽キャなんだろうな
と思い憂鬱な気分になりながら
屋上の扉を開けた