TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

タイトル、作家名、タグで検索

テラーノベル(Teller Novel)
シェアするシェアする
報告する

ある日の事。 〜都会内〜

西園寺 椿

…………。

西園寺 椿

(な……なんでだろう。)

ウラヌス

……?

西園寺 椿

(いや……誘ったのは私!!!)

西園寺 椿

(なんだけど……!!!)

西園寺 椿

(アンタ、美形すぎて隣に並ぶのが気まずんだよ……ッ!!!)

ウラヌス

…………。[無表情]

西園寺 椿

……はぁ。

ウラヌス

んで、どこ行くの?

西園寺 椿

はひっ!?

西園寺 椿

あ、はい!

西園寺 椿

今日はですね、植物と一緒に絵を描こうと思いまして。

ウラヌス

……植物……。

西園寺 椿

ウラヌスさんって、好きな植物ってありますか?

ウラヌス

…………。

ウラヌス

……スノードロップ。

西園寺 椿

へ!?

西園寺 椿

雪の雫で有名な……。

西園寺 椿

(なんか……意外!!!)

ウラヌス

…………。

西園寺 椿

……調べますね!

椿はスマホを用意して すぐにスノードロップがある 花園を調べる。

西園寺 椿

あ!ありました!

西園寺 椿

すぐ近くだ!

ウラヌス

…………。

西園寺 椿

行きましょ!ウラヌスさん!

西園寺 椿

すぐ近くなので、あまり歩かずに済みますよ!!!

ウラヌス

(……その言い草からすると、歩くのが苦手なのだろうか。)

ウラヌス

……分かった。

二人が歩いてると 周りからの視線を感じる。 椿は少し気まずさを覚えた。

ウラヌス

……。[気にしてない様子]

西園寺 椿

……。[気まずい様子]

西園寺 椿

あ、今日いい天気ですねー!?

ウラヌス

……声大きい。

ウラヌス

鼓膜破る気か?

西園寺 椿

へ!?違いますから!?

ウラヌス

……やっぱり変な奴。

西園寺 椿

むーっ!違いますから!!!

西園寺 椿

(ってかそれ口癖になってるよね!?)

ウラヌス

違くないから。

西園寺 椿

(無表情でそう言われるとか……。)

西園寺 椿

あ、もうすぐ着きますよ!!!

ウラヌス

(……もしかしたら、周りの視線が気になるのだろうか……。)

ウラヌス

……着くの?

西園寺 椿

はいっ!

〜花園内〜

西園寺 椿

わぁぁぁ!!![瞳キラキラ]

ウラヌス

……。

ウラヌス

(此奴が一番輝いてるのはなんでだろう……。)

西園寺 椿

さて!

西園寺 椿

スノードロップを見つめる姿を描きたいので……。

西園寺 椿

どうぞ!スノードロップを見つめて下さい!

ウラヌス

……日本語大丈夫?

西園寺 椿

語彙力が無いだけです!!!???

ウラヌス

……声大きいなぁ……。

ウラヌス

まぁ……彼もそうだけど。

西園寺 椿

彼?

ウラヌス

何でもない……。

ウラヌスはそう言うと スノードロップの前にしゃがみ 指でスノードロップに触れる。

ウラヌス

(……綺麗な花。)

西園寺 椿

よーし……。

椿は、スケッチブックを開くと 絵を描き始める。

西園寺 椿

しゃがむの疲れたら言ってくださいね!

ウラヌス

……分かった。

ウラヌス

(別に……疲れるとかないんだけどな……。)

ウラヌス

(普通の人間じゃないんだし……。)

ウラヌス

(それより……やっぱり綺麗だな……。)

ウラヌス

(スノードロップ……。)

西園寺 椿

(……本当に、全部が整ってる人だなぁ……。)

西園寺 椿

(全部、綺麗……。)

西園寺 椿

(別世界の生き物みたい……。)

西園寺 椿

(こんなにも美形な男の子って……女子からモテるんだろうなぁ。)

西園寺 椿

(まぁ……この人、興味無さそうな顔してるけど……。)

ウラヌス

[スノードロップを見てる]

西園寺 椿

(よしよし……描けてる。)

ウラヌス

(なんか……変な事考えるのかな……椿……。)

ウラヌス

(まぁ……変な奴だしな……。)

ウラヌス

(別にどうでもいいけど……。)

西園寺 椿

[手持ちの色鉛筆で色を塗り始める]

ウラヌス

(……色を塗ってるのかな……。そんな音が聞こえる……。)

西園寺 椿

もう少しですからね……。

ウラヌス

……うん。

ウラヌス

……って言うかさ?

西園寺 椿

はい。

ウラヌス

それで、お兄さんは見つかるの?

西園寺 椿

資料にするんです!

西園寺 椿

貴方に似てるなら……貴方と同じような事をしてるはずです!!!

ウラヌス

それ、似てるってか……ドッペルゲンガーみたいな言い方なんだけど?

西園寺 椿

あ、あくまでも例えですッ!!!

西園寺 椿

うぅ……。と、取り敢えず!!!

西園寺 椿

描けましたよ!!!

ウラヌス

描けたの?[立ち上がる]

西園寺 椿

膝に負担をかけましたかね?

西園寺 椿

大丈夫ですか?

ウラヌス

……平気。

西園寺 椿

そうですか……なら良かったです。

ウラヌス

……。[絵を見るかのように覗き込む]

西園寺 椿

……!?

ウラヌス

……やっぱり……上手だな。

西園寺 椿

……![汗]

西園寺 椿

(ちっ……近い……!?)

西園寺 椿

(顔が……隣にっ!?)

ウラヌス

……。[絵を見てる]

西園寺 椿

……ウラヌスさん?

ウラヌス

……ごめん、見てた。[離れる]

西園寺 椿

(は……離れられても……なんか不思議な感じがする……。)

ウラヌス

……でも……上手だった。

西園寺 椿

あ、ありがとうございます!

その後も少し花を見たあと 二人は花園を後にした。

〜川近くの道〜

西園寺 椿

ふぅ〜。

西園寺 椿

今日も絵が描けました!

ウラヌス

……うん。

西園寺 椿

お兄ちゃん探しの材料にもなりましたけど……まだまだです!!!

ウラヌス

……。

ウラヌス

(頑張り屋……なのかな。)

ウラヌス

……冬麻……だっけ?

西園寺 椿

はい!

西園寺 椿

お兄ちゃんは、私が絶対に……見つけるんですから!

ウラヌス

……うん。

ウラヌス

……頑張って。[小さく微笑む]

ウラヌス

[すぐ、無表情に戻ってしまった]

西園寺 椿

……!!!

西園寺 椿

(また笑ってくれた……!)

レグルス

お?ウラヌス!!!

すると、たまたま此処を通りかかった レグルスが、二人の方へ来た。

ウラヌス

……レグルス。

西園寺 椿

ふぇ?知り合いなんですか?

ウラヌス

俺の仕事仲間で……。

レグルス

親友だからな!

西園寺 椿

そうなんですかぁ……。

レグルス

んでお前とは初めましてだな!

レグルス

ウラヌスと知り合いなのか?

ウラヌス

……モデルと絵師の関係。

レグルス

……へ?

西園寺 椿

はい!

西園寺 椿

私が探してる兄に似てるので、ウラヌスさんは、兄のモデルになってもらってます!

レグルス

……え?

レグルス

ええええええええええぇぇっ!!!???

レグルス

え、ちょっ!?

レグルス

ウラヌスがモデル……っ!?

ウラヌス

……。

ウラヌス

別にテレビに出るようなものじゃない。

ウラヌス

個人のものだから。

レグルス

だとしても……!?

レグルス

お前がモデルって!?

レグルス

意外すぎるだろ!?

西園寺 椿

(……ツッコミ激しい人なのかな。)

ウラヌス

それより、挨拶は?

ウラヌス

初対面だから、失礼だろ。

レグルス

なんでオレが怒られるの?

ウラヌス

怒ってないけど?

レグルス

はいはい。[汗]

レグルス

って事で、初めまして!

レグルス

オレはレグルスだ!

西園寺 椿

椿です!

西園寺 椿

親友さんには、お世話になってます。

レグルス

良いって♪

レグルス

つか、お兄さん探してんのか?

西園寺 椿

はい!

レグルス

……オレの知り合いもそうなんだよな。

レグルス

消えた双子の兄を探してるんだってよ。

西園寺 椿

(その人も……お兄ちゃんを探してるんだ……。)

西園寺 椿

そうなんですね。

西園寺 椿

所でお二人って、同い年なんですか?

ウラヌス

……ううん。

レグルス

オレの方が一個下だぜ!

西園寺 椿

ええぇ!?

西園寺 椿

(同い年に見えちゃった……。)

西園寺 椿

……同い年かと思いました。

レグルス

あっはは、そう見えちまうよな。

レグルス

でも一個差だし、どうって事ねぇよ。

レグルス

な?ウラヌス。

ウラヌス

……うん。

西園寺 椿

ほぇ〜……。

西園寺 椿

あ、私、向こうなので……。

ウラヌス

うん。じゃあ……また。

西園寺 椿

はいっ!

レグルス

また話そうな〜!

西園寺 椿

勿論です!

レグルスとウラヌスに手を振ったあと 椿は、帰り道を帰っていく。

西園寺 椿

……やっぱり、怖くない……かも。

西園寺 椿

……でも、もしかしたらそうかも。

西園寺 椿

まだ、調べる必要があるみたいだね。

そう思いながら 歩いていく椿であった。

キャラのお遊び用の話

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

100

コメント

1

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store