待田無夫
そういえば、川はどこら辺ですかな?
大村竹信
値賀川ですか、じゃあ一緒に行きましょうか?
待田無夫
頼んだ
大村竹信
ここらになりますね
待田無夫
なるほど
待田無夫
お仲間もここに?
大村竹信
は?
待田無夫
「13559」の一味なの分かってますよ
大村竹信
…なるほど
大村竹信
本当に侮れませんな
眼鏡橋和夫
いやいや、スゴいなあんた
眼鏡橋和夫
類洲客呂流(るいすきゃろる)、本名は眼鏡橋和夫(めがねばしかずお)っていう
眼鏡橋和夫
あんたに計画犯がバレる前に片付けるって事に…
待田無夫
村長の孫、蘇我龍平(そがりゅうへい)だろ?
眼鏡橋和夫
……なんで、まだ、警察も調べてない事を割り出して
待田無夫
村に住んでいたってだけの、仁山たくみに「河童の宝」を聞く位だ、村長の孫なら、なお聞かれるだろう、それに嫌気がさして、犯行を計画した、というところだろう?
眼鏡橋和夫
ハハッ
眼鏡橋和夫
まあ、これ以上減らしたくないんで
辺りに柄の悪い連中が集まってきた
眼鏡橋和夫
あんた見た目以上らしいし、たくさん呼んどいたよ
待田無夫
ふむ
一時間後
大村竹信
ガハッ
大村竹信
40、40は居たんだぞ
大村竹信
なん、で
待田無夫
それ以上に強かっただけさ
大村竹信
ガクッ
蘇我龍平は、後日逮捕された
待田無夫
「河童の宝」なぁ
待田無夫
滝裏にある洞窟から30キロ歩いたら翡翠がたくさんあるんよな
待田無夫
まあ、それだろうな