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ねえ、
お前は、もういらないんだよ。
赤ん坊より可愛いものは
ないんだから。
お前なんて可愛くない。
子猫だからこそ、
たくましく生きるんだな。
明るい日差しと共に
僕は起きた。
茶色いボックスの隙間から外を見た。
地面は
オレンジや赤、黄色に染まっていた。
周りは木で生い茂り、
僕は1人凍えていた。
秋のど真ん中に
僕は捨てられた。
そうだ。
ご主人様は?
ご主人様はまだ僕のこと…
違う。誰も僕のことを必要としない。
人間なんか
嫌いだ。
助けなんていらない。
僕は1人で生きていくんだから。
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