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誰かのために死んで、生きて、

第4話 - 彼の過去

2025年07月25日

#見てほしい

#中世ヨーロッパ風

#曵百鬼

#ドーメイファ

#マティルデ

けだま🍒

曵百鬼

いまさらなんだが、ドーメイファはなぜ、情報屋に入ったんだ？
まだ私と同じ18歳だろう？

ドーメイファ

う～ん、、えっとね、
色々あって僕が橋から飛び降りようと思ったときに偶然通りかかった
情報屋の人が助けてくれたんだ。
今は任務で死んじゃっていないんだけど
話聞いてくれて、情報屋っていう居場所作ってくれたんだ。

曵百鬼

、、すまない、、！
そんなにデリケートなことだったとは

曵百鬼

何かあったのか？良かったら話を聞くよ

ドーメイファ

あ、う、うｎ、、ううん！
なんもないよ！ちょっとその時もめてただけ！
今はめっちゃ元気ー！

曵百鬼

そう、、なのか
何かあったらいつでｍ、

曵百鬼にかぶせるように言った

ドーメイファ

そ、それよりさ！
曵百鬼の旅のお話聞かせてよ！僕、この国出たことないから、、

曵百鬼

あぁ、いいぞ

・・・

そして数日が過ぎたある日、、

ドーメイファ

（あれ、、曵百鬼こないな～、、いつもならこの時間に来るのに、、）

・・・

ドーメイファ

（このままじゃいつも曵百鬼が帰る時間になっちゃう、、！）

ドーメイファ

（そしたら僕も”あの家”に帰らなきゃなのに、、）

情報屋の先輩

今日はあの嬢ちゃん来なかったな

ドーメイファ

あ、はい
今日は忙しいのかもしれないですね～

情報屋の先輩

もう夜だ、、
帰ってもいいからな

ドーメイファ

あ！はいっ！
帰らさせてもらいます！

ドーメイファ

（もうこんな時間、、急がなきゃ、！怒られちゃう、、、）

ドーメイファ

（あ、、服、、着替えてなかった…この服、情報屋用のだから、
こんな綺麗なのきてちゃ怒られる、でも時間もないしこっそり家に入ろう、）

ガチャ、、ドアを開けた瞬間、お父さんがいた、、部屋ではなく、リビングに

お父さん

おい、帰るのおせぇよ、どこで遊んで、、！！なんだその恰好は！

ドーメイファは真っ先に部屋に逃げるように向かった、、その時大きな手で肩がつかまれた。

お父さん

まさか……売ってるんじゃねぇだろうな？

ドーメイファ

…っ！

ドーメイファ

ちが……っ、そんなんじゃない

お父さん

その服、お前が買えるようなもんじゃないよな？

お父さん

お前なぁ……すぐ周りに媚び売って金払わせて、自分が可哀そうだと思ってんのか？

ドーメイファ

ちが……う、ちがう……！

お父さん

――じゃあ、なんでそんな綺麗な服着てんだよ。
お前が、そんなもん似合うわけないだろ？

ドーメイファ

似合わな、くても……ただの、制服…だよ…

お父さん

……は、そうかよ

肩が離されたあと、足音が階下へと去っていく。ドーメイファは、小さく震えていた。背中の壁が冷たい。それよりも心が冷たい。ぐしゃ、と胸元の布を掴み、唇を噛む。

ガチャ

ドーメイファ

あ！曵百鬼おはよう！

曵百鬼

おはよう

ドーメイファ

も～、やっと来た…ずっと来なかったじゃん

曵百鬼

すまないな

曵百鬼の目を見つめながら、無意識に机の端を握りしめていた。

ドーメイファ

ねえ、なんかあった？　いっつも、突然いなくなったりしないじゃん。
僕…心配、したんだけど、、

曵百鬼

うん……実は、働ける場所が見つかったんだ。
だから、これからしばらくは……ここには来られないと思う

曵百鬼

本当に勝手だったな、詫びるよ。

ドーメイファ

……ぇ……

予想もしていなかった言葉に、思わずドーメイファの唇がわずかに震える。

曵百鬼

お店の場所は、この紙に書いてあるから、何かあったら来てくれ、
だから、もしまた会えたら、その時はよろしく

曵百鬼

……じゃあな、ドーメイファ

ドーメイファ

じゃぁ、ね、、

──どうして、胸がこんなに痛むのか。 ──なんで、「頑張って」って言えなかったんだろう。 ──なんで、「行かないで」って言わなかったんだろう。

彼女がいなくなった部屋に、静けさが降りる。ドーメイファは、何も言えなかった自分を呪うように、指をぎゅっと握りしめていた。

ドーメイファ

ただの、お客さんなのに、、

曵百鬼

（ドーメイファには悪かったが、、働くのもしょうがない、よな？、）

曵百鬼

（カフェにいそごう）

数日前…

曵百鬼

（とことこ）

マティルデ

そこのおねーさーーーーーん！！

曵百鬼

え、は？
な、なんだ？

マティルデ

(*´σｰ｀)ｴﾍﾍ
私マティルデっていうの！

マティルデ

あなたの名前は何？

曵百鬼

ひ、曵百鬼だが、、

マティルデ

ひーちゃん！
私のカフェ、手伝ってくれませんか！

曵百鬼

（ひーちゃん、、、？）

曵百鬼

か、カフェ？私に？

マティルデ

そう！あなたに！！
実はね、カフェ一人でやろうと思ってたんだけど、意外と大変で、、

マティルデ

誰か手伝ってくれないかなーって思って！！

曵百鬼

でも、なぜ私なんだ？

マティルデ

え、可愛かったから、、、、

曵百鬼

、、！そ、そんな、そんな決め方でいいのか⁉

マティルデ

友達が可愛いと、私元気出るんだよね～

曵百鬼

まぁ、ちょうど働くところを探していたし
まぁ、いいぞ

マティルデ

え、、、
が？

曵百鬼

本当だ。

マティルデ

ガチの奴だーーー！！

マティルデ

ありがとう！ほんっとうに！
やったーー！！

曵百鬼

喜んでくれてよかった。
こちらこそありがとう

曵百鬼

よろしくな

マティルデ

ヘヘ♪
よろしくね！ひーちゃん！

曵百鬼

遅れたな、！すまない

マティルデ

うん！　ひーちゃんって、こういう可愛いお店、
あんま慣れてなさそう

曵百鬼

な！

マティルデ

可愛い♡
冗談だよ！当たってるかもだけど

マティルデ

ねぇ、ちょっとドキドキしてる？　はじめてのお仕事だし

曵百鬼

ん、まぁ、

マティルデ

じゃ、まずドリンク作ってみて！

曵百鬼

あぁ、

マティルデ

レシピどーぞ！

・・・

曵百鬼

出来たぞ、どうだ

マティルデ

えーと、それは、、、何をどう入れたらこんなジャングルみたいなことになるの？Ｗ

曵百鬼

レシピ通りだ

マティルデ

おっ、け、、じゃぁ
ウェイター頼むよ！

マティルデ

もうちょっとで開店だから、
がんば！

曵百鬼

あぁ

・・・・・・・・・

マティルデ

もう上がっていいよ～
初日お疲れさま！

マティルデ

めっちゃ良かった！
あとは私がやっとくよ

曵百鬼

ありがとう
何かあったらいつでも言ってくれ、

マティルデ

うん！
お疲れ様

曵百鬼

じゃあな

次の日

マティルデ

ひーちゃん～！
髪結ぶものなんか持ってない？忘れちゃってさ、

曵百鬼

あぁ、持っているはずだ、、！？ない！
なくした、、のか？

マティルデ

マジ？！なくなっちゃったの？さがそ！
どこかに落ちてるかも！

その頃、、

ドーメイファ

（あれ？これ、、誰のだろ、、）

ドーメイファ

（あ、！これ、確か曵百鬼が髪につけてたゴム、、忘れ物、、）

ドーメイファ

（……これ、渡しに行くの、俺？
絶対“わざわざ来るな”って顔されるやつじゃん……）

ドーメイファ

（……でも、使ってないと、困るかも……）

ドーメイファ

（確か曵百鬼が働いてるカフェはあっち、、）

ドーメイファはカフェの方に走った

けだま🍒（主）

お疲れ様～！
長くなっちゃった！

けだま🍒（主）

今回出てきたマティルデちゃん、これからのお話で
たくさん活躍してくれる予定です！

けだま🍒（主）

自分的にもお気に入りのキャラです！

けだま🍒（主）

もしかしたら次回めろい感じになるかもだから、無理な人注意！

けだま🍒（主）

じゃぁ今回もおまけページよろしく！

鬼灯

今回は！
最近ひなと仲のいいドーメイファくんに来てもらいました～！（天国から見てた）

ドーメイファ

よ、よろしく、

鬼灯

ドーメイファくんの日記大公開するよ！

ドーメイファ

え⁉いやぁぁぁ！！

7月25日曵百鬼、最近来ない。もしかして、何かあった？……ううん、きっと元気なんだと思う。でも、だったらなおさら、どうして来ないんだろう。別に、僕が何かしたわけじゃないよね？最後に話したときは、笑ってくれてたし…… ……もしかして、他に楽しい場所でも見つけたのかな。僕より、もっと話しやすい人とか。ううん、そんなのどうでもいい。でも……気づいたら、ドアの音がするたびに見てる僕がいるの、なんか悔しい。今日は結局、来なかった。明日は来るかな。 ……いや、別に待ってるわけじゃないけど。別に気にしてないけど。

ドーメイファ

ねぇ、地獄なの？この企画

鬼灯

かわいい、、、

ドーメイファ

はぁ?////

鬼灯

なんか嫉妬可愛いなって思って♡
メンヘラってやつ？

ドーメイファ

うっ、うるさい！黙れ！//

ドーメイファ

もー！嫉妬でもメンヘラでもないし！///