テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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創作BL

第1話 - 創作BL

748

2022年04月05日

#大人ロマンス

#創作BL

#創作

#幼馴染

しおきゃらめる

俺の名前は水瀬翔琉(みなせ　かける) 。青春真っ只中の中学生2年生。

一年前から、幼馴染の葉月澪(はづき　れい) と付き合っている。

唐突だが、俺には悩みがある。それは……

翔琉

(澪がぜんっぜん手を出してこない事だ！！

翔琉

(普通一年も付き合ってたら、キス以上の事だってするだろ！！)←個人の意見です。

澪は昔から冷めた奴で、告白してしてきた時だって……

澪

翔琉ー。

翔琉

ん、何だよ。

澪

俺と付き合って。

翔琉

……………は？？？

澪

翔琉が好き。だから付き合って。

翔琉

は、ちょ、急すぎ……

澪

ね、いいでしょ？

澪

嫌………なの？

翔琉

ゔっ、……い、嫌じゃねぇけど……

澪

じゃ、けってーい。俺ら今からカップルね。

翔琉

いや、待っ……

澪

あ、家ついた。じゃねー。

翔琉

…………………………

翔琉

(ってな感じだったし……)

翔琉

(キスだって、パフェ一緒に食わされた時も、「付いてるよ」的な感じでしただけだし……)

翔琉

(どーしたもんか……)

澪

ﾎﾟﾝｯ翔琉、おはよ。

翔琉

おわっ！びっくりしたー。

翔琉

(本人登場かよ！)

澪

ふふっ。驚いた顔もかわいーね。

翔琉

っ、男に可愛いとか言うな。

翔琉

(こーいう事平気で言っちまうもんな、コイツは。
正直、心臓に悪いわ。)

澪

事実を言ってるまでですー。

澪

あ、それより昨日の宿題出来てないから、見せて。

翔琉

お前またかよ。前も言ってたよな。

澪

だって面倒くさいんだもん。

澪

ね、いい？

翔琉

…………はぁ。今回だけだぞ。次は無いからな。

澪

えへへ、ありがとー。

翔琉

(この下り、前もやんなかったか……？)

翔琉

行くぞ、遅刻する。

澪

んー。

翔琉

【2年2組】
んー…………

翔琉

んんーーーー………

男子生徒A

…………………

翔琉

うーーーん………

男子生徒A

…………………

翔琉

ぐぬぬぬ…………

男子生徒A

ね、ねぇ……

翔琉

ん、何？

男子生徒A

何か悩んでる……？

翔琉

あ、ううん、気にすんな！何にもないから。

男子生徒A

そ、そっか……。

男子生徒A

悩み事とかできたら、相談乗るからね。

翔琉

おー、ありがと！優しいなー！

男子生徒A

あ、ありがと……。

男子生徒B

おーい、これ体育館倉庫に運ぶの、手伝ってくんね？

男子生徒A

あ、うん。いいよー。

翔琉

体育館倉庫……？

男子生徒A

体育館倉庫といえば、あそこ一回鍵無くしたら、一生入れないし、出られないって噂あるよね。

翔琉

出られない……？

男子生徒B

あー、何かあったなー。ま、多分デマだろデマ。

男子生徒A

そうだよねー。

男子生徒A

じゃ、行こっか。

男子生徒B

おう！

翔琉

それだぁーー！！！！

男子生徒A

？！

男子生徒B

？！

放課後

翔琉

【2年1組】
ｶﾞﾗｯ澪ー！

澪

あれ、翔琉。どしたの。

翔琉

これ運ぶの手伝ってくんねー？

澪

えー……まぁ、翔琉の頼みなら……

翔琉

サンキュー！じゃ、そっちの角持ってくれ。

澪

ん。

翔琉

(ふっふっふー。上手く引っかかってくれよ、澪！！)

翔琉

(今回の俺の作戦はこうだ！)

①一緒に荷物を運び、体育館倉庫まで行く。　　　　　　　　　　　　　 ②鍵をこっそり閉め、開かないようにする。 ③開かない事を確認し、とりあえず絶望する。　　　　　　　　　　　　 ④床のどっかに「キスしないと出られないよ☆」と書いた紙を置く。　　 ⑤それを澪に見つけてもらい、しぶしぶキスする。　　　　　　　　　　　⑥それで俺が渾身のトロ顔を見せ、それに興奮した澪が、俺を襲う。　　　

翔琉

(完璧な作戦だ……！！)

翔琉

(これで澪に襲ってもらえる！)

翔琉

よいっしょ、っと。

澪

あー…疲れた。

翔琉

(よーし、何とか鍵は閉めれた。中から開けられない仕組みになっているのはナイスすぎる……！あとは…)

翔琉

そんじゃ、帰るかー。

翔琉

ｶﾞﾁｬ ………あれ？

澪

ん、どーしたの？

翔琉

開かねーんだけど……。

澪

え？

澪

ちょっと見して。

翔琉

ん。

澪

ｶﾞﾁｬ ………ほんとだ。

翔琉

(よーしよしよしよし、後はこの紙をてきとーに……)

澪

しょーがない。

翔琉

(隠すの大変だったんだよn…)

ﾄﾞｷﾞｬｧｧﾝｯｯｯ！！！！

翔琉

…………………え？　ｸﾙｯ

澪

あ、開いた。

翔琉

？？？？？？

翔琉

(ドア、倒れて、え？)

翔琉

な、何でドア、倒れてんの……？

澪

何か蹴ったら倒れた。

翔琉

(そんな事あります？)

澪

開いたし帰ろ。

澪

いらない労働したせいで疲れ倍増した。

翔琉

そ、そだなーー……

翔琉

うっわ雨降ってんじゃん……

澪

あーあ。今日ついてなさすぎ。

翔琉

(ん……雨？)

翔琉

(これ、チャンスなのでは……？)

翔琉

(濡れて透けたシャツから見える俺の肌……それを澪が見る………)

翔琉

(いける！！)

翔琉

傘ねーし、あと小雨だし、小走りで帰るか。

澪

うん………

翔琉

ﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬひえっ、冷てー。

澪

さいっあく………

翔琉

(だが、これを我慢すれば良い結果が待っているはず……！！)

翔琉

(こっち見てっかな………？) ﾁﾗｯ

澪

はっ、はぁっ……

翔琉

(…………え、やだイイ男……。)

翔琉

(雨が伝う灰汁色の髪、荒い息、透けて見える白い肌、雨で濡れた桃色の唇……)

翔琉

(いやエッロ！！！)

翔琉

(駄目だこれ、俺の方がドキドキさせられ……)

澪

あ、翔琉、前。

翔琉

え？　　　ｶﾞﾝｯ

翔琉

っわ！？　　ﾍﾞﾁｬｯ！

翔琉

～～～～～っ……！

翔琉

いってーな！！こんの、くそマンホール！！

澪

ごめん、手、届かなくて……

翔琉

いや、澪が謝る必要ないって！

翔琉

澪が言ってくれてなかったら、モロ顔面からいってたし！な？

澪

うん………

翔琉

あー、でも服びっちょ濡れだ……。

翔琉

ま、でもすぐ風呂入ればいっか。

澪

駄目、俺んち近いから来て。

翔琉

え、いや、いいって……

澪

駄目。来て。

翔琉

………分かったけど……。

翔琉

お邪魔しまーす。

翔琉

(澪んち、久しぶりに来たなー。…………うん、何も変わってねーや。)

澪

とりあえずタオルでババっと拭いて、待ってて。
風呂沸かしてくるから。

翔琉

分かった。ありがとな。

澪

ん。

翔琉

(急きょ来る事になってしまったが、逆に好都合だ！)

翔琉

(これで、襲われる確率が格段に上がった！)

翔琉

(風呂上がりぐらいに仕掛けるか……。)

澪

翔琉。待ってる間、DVD見よ。

翔琉

お、いーぞ！

澪

こん中から好きなやつ選んで。

翔琉

うわっ！見たいと思ってた奴ばっかりじゃん！どれにしよー！

数十分後…

♪～♪～～♪

澪

あ、風呂沸いた。

澪

翔琉、先入ってきていいよ。

翔琉

サンキュー！じゃ、行ってくる！

澪

行ってらっしゃい。

翔琉

あー、気持ちいー……。

翔琉

(あれ、何か忘れてるよーな……)

翔琉

(あ、そーだ、襲ってもらう計画！！)

翔琉

(忘れかけるとは、まだまだ修行が足りんな……)

翔琉

(うむ……いつ仕掛けるか……)

翔琉

(あ、俺着替え持ってきてねーし、澪の貸してくれんじゃね？)

翔琉

(彼シャツという奴だな！！それ使ってドキドキさせてみっか！)

暗いのは気にしないでね☆ by 主

翔琉

(あ、ここに置いてあんのって着替えか？)

翔琉

(ふふっ、計画実行だ！！)

翔琉

(んー、ちょっとおっきいな。背丈は同じくらいなんだけどなー。)

翔琉

(ま、いーや。)

翔琉

澪、上がったぞー。

澪

ん、結構早かったね。

翔琉

ま、ピャッと入ってピャッと出てきたからなー。

澪

…………………

翔琉

ん、何だ？何か顔についてるか？

澪

…………………翔琉。　ｽｯ(翔琉に手を伸ばす)

翔琉

え、澪……？

翔琉

(もしや、もしや………？！)

澪

石鹸、髪についてた。

翔琉

……………へ？

澪

ん、いやだから、髪に石鹸がついてた。

翔琉

あ、あー………そ、そうか。ありがとなー……。

澪

じゃ、俺入ってくるね。

翔琉

行ってらっしゃーい……

翔琉

(もう無理だってこれーーー…………)

翔琉

(全然ドキドキしてくんないし？逆に俺が惚れちゃうし？失敗しかしてねー……)

翔琉

(………もう直球で「抱いてください！」って言うか？)

翔琉

(いや、何かそっちのがいい気がしてきたな……)

翔琉

(よし、言うか！今までの努力は全部ドブに捨てろ☆)

数分後…

澪

ただいまー…

翔琉

おかえ……？！

翔琉

(いや服ダッボダボ！！乳首見えそ……ん''ん''っ、やめなさい！！)

翔琉

(多分澪は、どっちかというと緩めの服が好きなんだな……覚えとこ。)

翔琉

(いやそんな事よりも、俺には成し遂げなければならない課題がある！！)

翔琉

(よし、言うぞ……！)

翔琉

れ、澪！

澪

んー、何？

翔琉

俺を抱いてください！！

澪

………え？

翔琉

おっ、俺、ずっと澪に抱いてほしいって思ってて……。

翔琉

自分なりに試行錯誤してみたんだけど、失敗ばっかで……

翔琉

だから直球で言う事にした！！俺を抱いてくれ！！

澪

…………………

翔琉

(言ってしまった言ってしまった言ってしまった！！！)

翔琉

(澪、引いてねーかな？！「キッモ」とか言われたら俺死ぬぞ？！)

澪

そんな風に思ってくれてたんだ……。嬉しい。

翔琉

れ、澪……

澪

これで、やっと翔琉を犯せる……♡

翔琉

…………………え？

澪

俺ね、ずーっと翔琉の事、めっちゃくちゃに犯したかったんだ♡

澪

でも、翔琉は大事な親友だし、いきなり激しくしたら可哀想でしょ？

澪

だから、手はずっと出さなかったんだけど……

澪

翔琉もしたいって思ってくれてたんだぁ♡

翔琉

な、何かキャラ変わって……

澪

遠慮しなくていいよね？翔琉♡ ﾄﾞｻｯ(押し倒す)

翔琉

ちょっ、待っ……

澪

俺、体力底なしだから……頑張ってね………？♡

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しおきゃらめる

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