ミーフ
エアリエル、このハンカチの持ち主の情報知らない?
エアリエル
そうねぇ……
エアリエル
少しなら知っているけど
貴也
本当か?!
エアリエル
ちょ、ちょっと……。
でも、無料とはいかないわ。
でも、無料とはいかないわ。
ミーフ
やっぱりね。
貴也
金ならいくらでも払う!
エアリエル
あのねぇ、、、
妖精はお金とかいらないの!
妖精はお金とかいらないの!
ミーフ
じゃあ、これは?
ミーフ
さっき宝石で作った、彼岸花。
ミーフ
宝石で作ったから毒はないよ。
エアリエル
いいわね。
これを頂くわ。
これを頂くわ。
エアリエル
あれは十年前……
エアリエル
どこから現れたのか分からない、女の人がいたの。
エアリエル
その人は…1人の赤ん坊を抱いて。
貴也
赤ん坊……?!
エアリエル
その子は元、魔法使いで素敵だったわ
エアリエル
彼女は日本から来たらしいんだけど
エアリエル
ロンドン出身と言うの。
ミーフ
その人が…ハルさん?
エアリエル
そうよ。
エアリエル
彼女は森の図書館でいつも1人で勉強していたわ。
エアリエル
でもある日、突然と消えてしまった。
エアリエル
1人の赤ん坊を置いて…
エアリエル
それからは知らないわ。
貴也
その赤ん坊は……?!
エアリエル
安心して、すくすく育っているわ。
貴也
良かった……。
エアリエル
でも一応言っておくけど、家族と一緒に過ごしているからね。
ミーフ
まだ行方が分からないんだ。
エアリエル
妖精の力を借りてもダメなのよ。
エアリエル
ごめんなさいね。
ミーフ
ううん、その情報だけでもありがたいよ。
ミーフ
ありがとう。
エアリエル
困ったことがあったらなんでも言ってね。
ミーフ
森の図書館……。
(私がよく行っている場所だ。)
(私がよく行っている場所だ。)
ミーフ
(一応、行ってみるか。)
ミーフ
森の図書館に行ってきます。
ミーフ
もう少しで暗くなりますので適当な場所で泊まるのが良いかと
貴也
一緒に行きますよ。
女の子ひとりで行かせる訳には行かないので。
女の子ひとりで行かせる訳には行かないので。
ミーフ
……。
ミーフ
(私は一応、魔術師なんだけどなぁ。)
ミーフ
分かりました。