りょう
一ヶ月ほど、無視してました。
りょう
ごめん。
りょう
うん、ちゃんと書くからね~
りょう
いってらっしゃーい!
さとみ
なぁ、ころん。
さとみ
なんで、相談してくれなかったんだ?
さとみ
そんなに、頼りなかった?
ころん
…
そんなこと、聞いても答えてくれねぇよなw
俺だって、もうわかってるんだ。
でも、でも諦めきれないんだよ。
…ダメだな。俺。
さとみ
あと少しだけ、昔話の続きを話そう。ころん
何回も言うように、俺らの日常は凄く充実していた。
でも、心のどこかに不安はあったんだ。
いつ、この日常が崩れるんだろうって。
でも、今が精一杯のキミにそんなこと言えないだろ?
だから、少しでも元気な俺を見せていた。
なあ、ころん。
もし、もしさ、あの夜に俺が告白してたらOKくれた?
なんて、俺の唯一の心残りだよ。
まだ、まだ暖かいんだ。
ころんの体温が、この空気が。
まだ、まだころんは生きてるんだ。
生きてさえいれば。俺はそれでいいよ。
もう、これ以上、俺から何にも奪わないでくれ。
あんたなんか死んじゃえ。
さとみ
うん
生きてる価値ない。
さとみ
知ってる。
お前ができることと言えば、温暖化進めるくらいだろ?
さとみ
そうかもな
ころん
さとみくん。目を覚まして?
さとみ
嫌だ。
ころん
どうして
さとみ
ここは、
さとみ
俺の居場所だから。
ころん
ニコ
ころん
さとみくん、あれ、みて?
さとみ
なんだ、あれ
俺らの周りに纏わりつく黒い霧の少し先。
沢山の色が輝いているところがあった。
ころん
あそこが、さとみくん、君のいるべき場所。
ころん
きっと大丈夫。いつかは、必ず
さとみ
ッハ!
さとみ
あ、あれ、俺なんで泣いて…
ころん
........
さとみ
ころん。
さとみ
俺さ、ころんがいなくなって、世界が灰色なんだ。
さとみ
なあ、なんでだと思う?
ころん
…
さとみ
ころんが...。
さとみ
やっぱいいや。
さとみ
また来るよ、ころん。
さとみ
その時にまた、昔話でもしようぜ
しかし、その約束は
思いもよらない結果として、叶うことになる。
りょう
うむ