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ありがと
見入ってしまったか...!! 見習うって、見習うとこないよ??w
幸
幸
私はそう、ポツリと呟いた後 手に持っていた受話器を落とした。
無意識だった。
嗚呼、人生こんなものか。
Aさん
Aさん
Aさん
Aさん
バタッ......
視界が揺らぎ、最後にそんな音が聞こえた気がした...。
幸
幸
私はうっすらと瞼を開けた後
夕陽の差し込む窓へと目を向けた
ガラッ...。
裕太
裕太
裕太
裕太
幸
私は、『あの』電話を聞いた後 倒れてしまったのだ。
じゃあ、此処は病院...?
裕太
幸
ガシッ
どうしてだろう
どうして私はこの人に 『話を聞いてもらいたい』 と思ってしまうのだろう
いや、『この人』に限らず『誰か』に聞いてもらいたいのかな
裕太
もう、自分の思考さえも分からない
でも、もしかしたら『この人』は大丈夫かもしれない...
いや、違う
人は酷く残酷な生き物だ
そんな、都合良くいい人なんていない
人はスグ裏切ル
一度深い闇に落ちたら
もう...
誰も助けてクレナイ
それでも、今は
誰か、隣に居て欲しい
そう、思ってしまう
また、裏切られてもいい
だから、誰か『話を聞いて』
誰か... 助けて
裕太
裕太
幸
幸
私は自然に自分の手の方へと目がいった
その瞬間、彼の腕を引き留めた事を思い出した。
幸
幸
裕太
裕太
裕太
幸
裕太
幸
裕太
そう言って彼は微笑んだ
その、柔らかい笑顔に私は
幸
惹かれた...? のかもしれない
裕太
幸
裕太
幸
裕太
裕太
裕太
幸
裕太
幸
幸
最近母の様態が悪いと聞いていたからだ。
あー、もう
生きる意味なんて
幸
幸
私は無理矢理両端の口角を上げ そう彼に頼んだ。
彼も、最初は戸惑っていたが 素直に先生を呼びに行ってくれた。
裕太
そう言って彼は病室を後にした。
幸
そう言って私は病院を抜け出した。
今日は少し風が強いな...
崖の上
私は今、立っている
この地球の上に
そして
この世界に存在している
風に誘われ地が私を迎える
ほんの一瞬
ほんの一瞬だけ...
幸
幸
───────スッ...
幸
裕太
裕太
彼の呼吸はまだ早いままだ
どうして彼は、此処までしてくれるのだろう
この人は多分、私が何処に行こうと
例えそれが地獄でもついてきそうな気がした。
裕太
裕太
幸
裕太
幸
裕太
裕太
幸
私は後ろを振り返る事なく
そのまま────
笑顔で
地を迎えに行った
幸
幸
目を開けるとそこは
真っ白な場所だった
だが、みるみるうちに
赤へと変わっていった
なんだか、体が重い
幸
幸
幸
幸が目にしたのは
赤色に囲まれた裕太の姿だった
幸
幸
幸
手が震えて上手く打てない
ピーポーピーポー🚨🚑🚧
数分後
救急車が到着した
6年後...
幸
幸
私は今近くのスーパーまで買い物をした帰りだった。
夏はセミの音が五月蝿くてあんまり好きじゃない
そんな事を思いながら、 ボーッとしていた。
買い物袋が手にくい込んで痛い
幸太
幸
幸太
そう言って買い物袋の方に目を向けたのは
私の息子の 幸太(こうた)だ
幸
幸
幸太
幸太は渋々そう言うと 目の前にある物を見て
嬉しそうに『それ』に抱きついた
それは、紛れも無く 元気な裕太の姿だった。
裕太
幸
幸
裕太
あの後、どうなったかって?
(* ´ ˘ ` *)フフフ...
あの後、裕太は助かった
幸いにも、落ちたのは砂の上で大げさに言ったけど出血は少量だった。
しかも、私が心臓マッサージをしていたので良かったとの事
数々の奇跡が重なったのだ。
今では、私の旦那さんだ
凄く頼り甲斐が有り、いつも助かっている。
もし、自分なんて要らない。 ...なんて人がいたら伝えたい
生きる事ってこんなにも素晴らしいと思える日が必ず来るということを
そして、知って欲しい
生きる意味が、あるということを
だって、こんな私にもあったもの
生きる意味
江華
江華
江華
こういうの苦手な方、本当に申し訳ございません!
江華
人生って深いよね...。
江華
江華
江華
江華
江華
江華
あ、あとなんか、話長くてごめんなさい。