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自分
(なんで、こんな夜中に1人であるいてるんだろう……)
自分
(曇ってきてるし雨降るのかな)
自分
(傘とか持ってないから、降ってきたら濡れるなぁ)
自分
(あれ、なんか…視界がぼやけて……)
自分
(足に力が入ら、な……)
ﾊﾞﾀｯ
灰谷 竜胆
それでそんときに相手がさぁ
灰谷 蘭
へぇ〜、そうだったんだ
灰谷 竜胆
ん？あれ、そこ人倒れてね？
灰谷 蘭
どこ？
灰谷 竜胆
そこの影になってるとこ
灰谷 蘭
どうせホームレスか、誰かに伸された奴じゃねぇの？
自分
(なんだろう、誰かの声がする)
灰谷 竜胆
いや、あれ普通に倒れてるだけじゃね？どうする？助ける？
灰谷 蘭
面倒だけど、まぁ暇潰し出来るかもしれないし、うち連れてくか
灰谷 竜胆
あ、女だ
灰谷 蘭
なんでこんな夜中に倒れてんの
灰谷 蘭
てか聞こえてる？
灰谷 竜胆
意識無くね？
灰谷 蘭
まぁいいや。うちすぐ近くだし、さっさと運ぶぞ
灰谷家へ運ばれる○○
灰谷家
灰谷 竜胆
とりあえずソファでいい？
灰谷 蘭
そうだな
灰谷 蘭
あと適当に部屋から着替え持ってくるか
灰谷 竜胆
なんかあったかなー
灰谷 蘭
俺のでいいからなんか持ってきて
灰谷 竜胆
んじゃなんか適当に取ってくる
灰谷 蘭
(どっかでこの女見た気がすんな)
灰谷 蘭
(……気のせいか)
○○を見つめ続ける蘭
自分
(あれ、寒くない)
自分
(それにこの感じ、地面じゃない)
自分
(私は今、どこにいるの…？)
灰谷 竜胆
部屋にあったジャージ持ってきたよ
自分
(あれ、この声聞いた事がある気が……)
自分
ん……
灰谷 竜胆
お、気がついたっぽい
灰谷 竜胆
おーい、聞こえるかー
自分
ここ、は…？
灰谷 蘭
俺らの家
灰谷 竜胆
お前倒れてたんだよ
灰谷 竜胆
こんな夜中に何してた？
灰谷 竜胆
てかどっから来たんだよ
自分
えっと…それは……
灰谷 蘭
言えない理由でもあんの？
自分
……
灰谷 竜胆
兄ちゃんが聞いてんだ
灰谷 竜胆
何か言ったらどうなんだ
自分
………
自分
(誰か知らないけど、この人達怖いな)
灰谷 竜胆
おい、聞いてんのか！
自分
…！
灰谷 蘭
竜胆、落ち着いて
灰谷 竜胆
でも…！
灰谷 蘭
話したくなったら話してくれればいいよ
灰谷 蘭
なんか訳ありっぽいしさ
灰谷 蘭
俺らここで2人で住んでるから、好きなだけ居なよ
自分
え、いいんですか…？
灰谷 蘭
うん、いいよ
灰谷 蘭
それに1人で外に出て、また倒れられるのも、ね？
灰谷 竜胆
確かに、兄ちゃんの言う通りだな…
灰谷 蘭
ただ困ったことに、この家には寝室が1つしかないんだよ
自分
わ、私はここでいいです！
灰谷 竜胆
でもここ暑かったり寒かったりで寝にくいし
灰谷 蘭
俺らと一緒は、嫌？
自分
！？
灰谷 竜胆
俺は気にしねーし全然いいよ
灰谷 蘭
俺も問題ないよ
自分
わ、私は別にどこでも……
灰谷 蘭
じゃあ決まりだね
灰谷 蘭
今夜から俺らの部屋で一緒に寝よう
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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