ここ…学校…?
ホテルにいたはず…
何が起きたのか分からなかった
すると
クラスメイト
クラス委員長は、こったろさんがいいと思いまーす!
誰かが手を挙げて言う
こったろ
え…?
昔の記憶が蘇る
これって…
なんで?時間が…戻った?
いや…落ち着け…
そんなことあるはずない
先生
こったろさん、推薦があったけどクラス委員長やってもらえる?
まったく同じだ
こったろ
いや、だ…っ
クラスメイト全員が驚いたような顔をする
俺も驚いた
俺は、この推薦を引き受けたはずなのに
こったろ
俺には…できません…っ
震える声でそう言った
涙が手に落ちる
でも、感覚はなかった
驚きや恐怖や嬉しさ…
色んな感情が混ざって
それ以上何も言えなかった
こ──ん!
誰かの声が聞こえる
こ──たん!
こえくん…?
こったん!
はっきりと聞こえた時
いきなり目の前が暗くなる
こえ
お待たせ〜…って
こえ
寝ちゃってるw
疲れてたのかな
朝からずっと遊んでたからね
僕もこったんの横に寝転がる
僕も今日は、早めに寝よ〜
数分後
こったろ
はぁっ、はぁっ
こったんの息が荒くなってる
起こした方がいいのかな…?
こったろ
…いや…だ…っ
こったんの目から涙がこぼれ落ちる
こえ
っ…!?こったん?
こえ
こったん!
さすがに起こした方がいいと思ってこったんの肩を揺さぶる
しばらくすると、こったんはゆっくりまぶたを開けた