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パァン
ルカ
グイッと腕が後ろに引っ張られ 体ごともっていかれる
勢いよく尻もちをついた
手錠をつけられた手首の延長 生暖かいものが指に触れる
ルカ
赤い液体がじわじわと迫ってくる
すぐにその液体で手のひらは真っ赤に染った
ルカ
ルカ
ルカ
ルカ
ルカ
神子田 頼
神子田 頼
ルカ
男は左胸の上辺りを押さえているが ゆっくりと立ち上がる
手錠を握られたまま グイッと引き上げられた
ルカ
神子田 頼
アルフォート・ウェスカー
神子田 頼
ルカ
パッと顔を上げると 銃を手にしている ウェスカーさんがいた
ルカ
アルフォート・ウェスカー
神子田 頼
言われた通りにぎゅっと目を閉じる パァンと音がし 両手首に暖かい液体が飛び散ってくる感覚
神子田 頼
ルカ
その瞬間、抱きしめられ ウェスカーさんの匂いに包まれた
パァン
凄く近くで銃声が鳴り響く
ルカ
ドサっという音がしたが ウェスカーさんに抱きしめられて 何も見えない
でも
なにが起こったのか
なんとなく理解した
パァン
頭を狙ったつもりが 手が震えて少し外してしまった
アルフォート・ウェスカー
ルカ
神子田 頼
神子田 頼
アルフォート・ウェスカー
ルカ
両手首の手錠を引き上げられ 涙で顔をぐしゃぐしゃにし 表情は苦痛に歪んだようにみえた
プ ツ
何かが
キレる
音がした
アルフォート・ウェスカー
ジリジリとルカに近づく
アルフォート・ウェスカー
あの手錠が
手錠を握る手が憎い
アルフォート・ウェスカー
彼女が目を閉じたと同時に 神子田の手首を銃で吹っ飛ばす
崩れ落ちそうになる彼女の元に走り 抱きしめる
アルフォート・ウェスカー
アルフォート・ウェスカー
神子田 頼
頭を撃ち抜くと 彼女を強く抱きしめた
赤く染まった手で 私の胸にしがみついている彼女は 小さく震えていた
サイレンが近づいてくる音がする
私の足元に転がっているモノを 溶鉱炉に沈めてしまおうとも考えたが
小さく震える彼女に 二度と近づかないよう 記憶はあった方がいい
そのまま捨ておき 足早に車を出した
帰途でパトカーとすれ違ったが どうでもいい
アジトに着くと 心配した部下たちが駆け寄ってきた
私は気にせず彼女を抱きかかえ 自室に戻った
アルフォート・ウェスカー
ルカ
ルカ
ルカ
ぽろぽろと涙を流し 不安そうな 悲しそうな 怖がっているような 表情で必死に言葉を吐いている
アルフォート・ウェスカー
アルフォート・ウェスカー
ルカ
アルフォート・ウェスカー
ルカ
アルフォート・ウェスカー
頭を撫でようと手をのばすが 彼女はびくっと震えた
アルフォート・ウェスカー
ルカ
ルカ
アルフォート・ウェスカー
アルフォート・ウェスカー
ルカ
ルカ
また涙が溢れた
アルフォート・ウェスカー
ルカ
ぎゅっと強く抱きしめると ゆっくりと体の緊張がとけ 力が抜けていくのがわかった
ギャングでも 半グレでもない彼女にとって どんなに恐ろしかっただろう
拉致られたことだけじゃない
アルフォート・ウェスカー
更にぎゅーっと抱きしめる
血の匂いと彼女の甘い香りが鼻をかすめる
アルフォート・ウェスカー
アルフォート・ウェスカー
アルフォート・ウェスカー
ルカ
手錠を外し確認すると 綺麗な白い肌が 擦り切れ赤くなっている
アルフォート・ウェスカー
ルカ
アルフォート・ウェスカー
くっきりと残る手錠の跡は 出会った夜についた跡よりも濃く
私のものでなくなった証のようにみえた
服をぬがせ 一緒にシャワーを浴びた
手のひらや腕についた 血を洗い流した
尻もちをついた時に着いて しまったのだろうが 彼女の秘部の近くに あいつの血液が 服越しにしみているのを見た時には 噛みちぎってしまいたくなった
アルフォート・ウェスカー
アルフォート・ウェスカー
肘から指先まで キスをしながら舌を這わせた
彼女の足元に膝まづき 足を持ち上げ 私の鼻の奥から血の匂いがしなくなるまで 尻や秘部を舐め上げた
彼女の頬は上気していたが 瞳は悲しさを含んでいた
黙って耐えていた彼女が口を開く
ルカ
ルカ
アルフォート・ウェスカー
ベッド ソファ 暖炉の前
あらゆるところで 肌をあわせた
私のものだという証に全てをぶつけ 時折、壊してしまいたい衝動に駆られたが
この晩は優しく抱いた
彼女は快感とも 泣いているともとれる声で 私の名前を何度も呼び
私にしがみつき 何度も果てた
失うかもしれないという恐怖 今はまだそばにいて ここにいて 私に抱かれているという 彼女の存在を感じたくて何度も抱いた
小さく私の腕の中で 寝息をたてる彼女を 強く抱きしめる
アルフォート・ウェスカー
アルフォート・ウェスカー
次の朝、彼女は姿を消した