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僕だけが居ない世界

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僕だけが居ない世界

2 - 僕だけが居ない世界。

♥

218

2021年02月22日

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僕はお医者さんから告げられた言葉はあまりにも残酷で、耳を塞ぎたくなった。

医者

残念ですがテヒョンさんは…

"忘愛症候群"です。

医者

愛する人だけの事を、忘れてしまう珍しい病気です。

ジョングク

…っ病気

ジョングク

それは、治るんですか!!テヒョニヒョンは僕の事をっ…どうしたら思い出してくれるんですか、

医者

1つだけ方法があります。

医者

それは、

"愛する人の死"

それって…

ジョングク

僕が、死ぬしか方法はないんですか、?

医者

……はい。忘愛症候群が治るのがどのレベルかは分かりません。脳死の段階なのか、心肺が停止した段階なのか、はたまた、自害を決行した瞬間なのか……死ぬことが確定した瞬間か……。ですが、この症例の患者で完治した人は全員、愛する人が死んだ途端に記憶を取り戻しているので間違いはないかと

僕が、死ねばテヒョニヒョンは治る。

けど、僕が死ねばもうテヒョニヒョンに会えない。

つまり、もう僕が生きてる時点でテヒョニヒョンが思い出してくれる事は、ないのか、…

ジョングク

テヒョニヒョンが…治るのなら…

ジン

おい!グガしっかりしろよ!まだテヒョナが忘れてから1日も経ってないんだぞ、もっと冷静に考えろ

ジニヒョンに肩を掴まれる

そうだよね… まだ初日。助かる方法はあるかもしれないから。

ジン

とりあえず、テヒョナの病室行こう

ジョングク

はい、…

医者

付添の方は少しの残ってもらってもいいですか?

ジン

分かりました。

ジン

ジョングガ先行ってて

ジョングク

はい。

医者

ご友人の方から目を離さないであげてください

ジン

はい。今日から俺とジミナと他のメンバーも含めてジョングガとお互いの家に泊まりあって過ごすことにします。絶対一人にしませんから

医者

あの子は、追い詰められたら……突発的な行動に出そうで心配です。

ジン

はい。分かりました。

なんて話をし、僕も診察室を後にした。

テヒョナの病室に着くと、怒鳴り声が響いていた。慌ててドアを開ける。

テヒョン

だーかーら!!!お前の事なんて知らねぇよ

テヒョン

なにヘラヘラ笑ってんだよ!!気持ち悪い!出てけ!!目障りなの!!

ジョングク

ごめ、んなさ…っ

テヒョン

近寄るな、あと一歩でもこっちに来たらこの花瓶をぶつけるからな

あまりにも険相に、ついにジョングガは泣き出してしまった。

その涙は止まるのを知らない。

ジミン

ジョングガ、

テヒョン

何泣いてんだよ

いつもなら、

''もー、泣くなって可愛い顔が台無しだよ!"

それで笑いながら撫でてくれる

勝手に期待して、心はドキドキする。

すると、テヒョニヒョンはまた口を開く。

テヒョン

…気持ち悪い

もう、…僕の何もかもが壊れて、崩れた。

ショックのあまり床にへたりこむ。

吐き気がして、頭が回らなくなって、ぼーっとして 何もかもが僕の心の中で止まった。

ジミン

ジョングガ一回外に出よっか

ジョングク

はい、

ジミニヒョンに運ばれ、病院の廊下の椅子に座った。

ショックが大きすぎて、もうどうすればいいのかも、自分ですら分からなくなって。

ジョングク

…ジミニヒョン、

ジミン

ん?

ジョングク

僕、…死ねばいいんですか、ね…。

ジョングク

そしたら、もう、…気持ち、悪く無いよね。

グシャグシャな顔でこっちを向かれても怒る事すら出来ないジミニヒョン。

ジミン

テヒョナは病気なんだよ。そんな本気に捉えたら駄目だよ。

ジミン

治ったらまた、一緒にいられるから

ジョングク

そう、ですよね。あの、ジミニ、ヒョン…。

ジミン

ん?

ジョングク

撫でて……テヒョニヒョンいっつも撫でてくれたから。

ジミン

ん、いいよ

テヒョニヒョンとはまた違く 優しくて、暖かくて けど

やっぱりテヒョニヒョンじゃ無いと駄目なんだな僕。

ヒョン。僕。 ヒョンの為に頑張るから。 だから、

ヒョンも早く僕を思い出して下さい。

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コメント

4

ユーザー

悲しすぎる🤧

ユーザー

めっちゃ面白かったです!続き待ってます😆

ユーザー

テヒョナ〜グクにそんな事言ったらダメだよ〜😭グクも死んだら絶対ダメ〜😫

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