とある連続殺人鬼へのインタビュー
わたし
この度はインタビューお受け頂きありがとうございます。
わたし
何とお呼びすれば良いですか?
M
Mとでも呼んでくれ
わたし
分かりました。
わたし
単刀直入に質問します。
わたし
本当に殺したんですか?その、人間を。
M
殺した
M
10人殺した
わたし
10人も!?
わたし
そんなに!
M
ふふふ
M
慌てては困る…
M
今年だけでだ
わたし
どういうことですか?
M
そのままの意味だよ
M
今年だけで10人
M
過去も含めればもっとということさ
わたし
すいません、取り乱しています。
わたし
わたしは今年に入って起こった4人の死について独自に調べ
わたし
あなたが、M氏こそ犯人であると核心を持ちました。
わたし
だからこそインタビューしているのです。
わたし
しかし、10人だと言うのですか?そして、それだけじゃない。
M
粘り強いキミの姿勢を気に入って私も答えている。
M
だが、くどいのは良くない。殺し続けてきたんだ私は。
わたし
何人殺したんですか。
わたし
今まで、何人殺したんですか。
M
100は下らんだろう
M
はっきりとした数字は覚えてないよ
わたし
そんな、人間を殺しておいて!
M
50年以上殺し続けているんだしかたないだろう…
わたし
そんな、不可能だ。そんな何十年も殺し続けるなんて…
M
だが、事実だ。
わたし
どうしてこんなことを?
わたし
動機はなんですか?
M
さあね、1つ言えるのは私は快楽殺人鬼ではない。
M
言うなれば…
M
弱肉強食かな
M
強いものが弱いものを食べる
M
弱いものが反撃して強いものを殺すこともあるさ
わたし
正当防衛だと?
M
私はそう思っている
M
この世界の餌食にやすやすなるつもりはない。
わたし
何人も殺めているのに謙虚ですね
わたし
自分が弱いものだと?
M
私は食べられる者たちの代表だよ
M
そして、これからも殺し続ける。
わたし
そんな…
M
これからも日本は少子高齢化が進みあらゆるシステムが悲鳴をあげる
わたし
いったい何の話を…
M
私の思い上がりさ
M
人口のバランスをとるための一役を担っているんじゃあないか…
M
そう感じるって話さ
わたし
あなたはイカれている…!
M
否定はしないよ
わたし
警察さえ手に負えない貴方のような怪物でも…
わたし
わたしは諦めない
わたし
貴方の姿、写真に撮りました。公表します。
わたし
たとえ貴方に殺されようとも!
M
好きにしたまえ
M
この私をことをどう味付けするもキミしだいなのだから…
わたし
公表します。
わたし
これが貴方の姿だ!
わたし
わたし