ある日、智史、祐吾、美香、菜子の4人で、放課後 こっくりさんをやることになった。 みんなや、先生がいないのを確認し、準備を進めていく。
まず、美香が白紙に「はい・いいえ」と書き、その間に鳥居を書いた。 その下には、五十音と0~9までの数字を書き入れた。
美香
祐吾
ホラー好きの祐吾が、大きい声で言った。 他のみんなも、うなずいていたので、早速はじめることにした。
美香
みんなは机を囲み、十円玉に人差し指をおいている。
美香
美香
そう言った瞬間、十円玉は「はい」に進んだのだ。
菜子
みんなは一瞬固まり、ゴクリと唾を飲み込んだ。
智史
祐吾
智史
智史はそう言ったが、心の中では 今すぐ指を離したい と思っていた
菜子
祐吾
菜子
祐吾
美香
祐吾
祐吾はそう言ったが、みんなの人差し指を乗せた十円玉は、 「の」 へと動いた。
智史
十円玉は「ろ」にいく。 次に「う」 最後には「たなべゆうごのろう」 祐吾の本名は田辺 祐吾 なのだ。
智史
智史
菜子
バタン
祐吾
祐吾
美香
菜子
突然、十円玉が「のろう」にしか動かなくなったのだ。
菜子
菜子
菜子は、人差し指を離した。 祐吾も、離した。 2人とも、倒れた。
美香
美香は友人真奈のもとへ駆け出し、必死に説明した。
真奈
美香
真奈
今、泣きながら説明してるが美香 この企画をしたのは祐吾 倒れたのは美香以外3人 もう、どうしていいか、わからない。
美香
美香は涙を拭き行ってしまう。
真奈
真奈
美香
その後の美香の記憶はもう、無い。
コメント
2件
コックリさんって怖いんだね。