…そろそろ注意書きがめんどくさくなってくる季節…⬅️
でもちゃんと言っておきます…いや軽く
なんでもいい人向けです…ほんとに。
next本編
♠ MEIKO side ~イレギュラー王国「川岸」にて~
昨日は一睡も出来なかった。鏡を見れば酷い顔だ。 義父に夜更かしはお肌に悪いなどと 言われてしまいうそうだ。
家を出て近くの川にでもいって顔を洗おう。 そうすれば気分も少しは晴れるだろう。
結局義父は朝まで帰ってこなった。 王子達に朝まで説教でも食らっているのだろうか? それなら気の毒な事だ。帰ってきたら豪華な食事で迎えてあげよう。たまには一緒にお酒も飲もう。 たまには、いいよね。
そう思いながら川に向かっていると 珍しい顔に会った。テトだ。 この愉快な幼なじみは…確か義弟たちが 召使になる少し前に、 王宮仕えのメイドになったはずだ。 元気にしていただろうか?
メイコ
テト
子供の頃に義弟たちと私、4人で 盗賊に拉致された彼女を助けたことがある。 その時から妙に慕われてしまって 『アネさん』などと呼ばれている 可愛いものだ
…でも確か彼女の方が年上のはずなんだけど…?
メイコ
テト
何かあったのだろうか?さっきから妙に元気がない
すると私は川岸の方に人だかりが 出来ているのを見つけた。
メイコ
私の問に血相を変えるテト。
テト
メイコ
メイコ
テト
テトの制止を振り切り、 人だかりの中央へと辿り着く。
_そこには、見慣れたものがあった。
_いや違う。あれは違う。あれはそうじゃない。 あの青い鎧はそうじゃない。あの獅子の剣は違う。 あの倒れている人は違う。あれはあの人じゃない。 あれは知ってる人なんかじゃない。あれは違う。 あの死んでる人は違う。あれはあの人じゃない。 違う。違う。あれは義父さんなんかじゃない。
_義父さんがこんな場所にいるわけない。 違う。そうじゃない。義父さんが死んでるわけない。 違う。違う。義父さんじゃない。義父さんじゃない 違う違う違う違う違う違う違う違う違う 違う違う違う違う違う違う違う違う違う 違う違う違う違う違う………
テト
私は義父さんの上半身を起こす。 …こんなに顔、白くなっちゃって。 大丈夫だよ。義父さんお酒弱いんだから。 すぐに赤くなるから、義父さん、 すぐ顔に出るんだから…
……嫌だよぉ…とうさん 死んじゃやだよぅ…
メイコ
……
……
気がつくと、私はテトの家に居た。 ここは昔よく来ていた。 義父さんがひいきにしていた鍛冶屋だ。
テトの話によると、私は叫んだ後気絶したらしい。 目覚めた後、テトが詳しい状況を説明してくれた。
テト
だがその話は私の耳の中に入っていなかった。
メイコ
父さんが殺されるわけない。『三英雄』なんだ。 父さんは誰よりも強いんだ。でも殺された。誰だ? 誰が父さんを殺した?
父さんは昨日どこに行った?誰の所にいった? _あいつだ。あいつらだ。 あいつらの所に行ったんだ。あいつらは誰だ?
_王子達だ。悪ノ王子だ。あいつらだ。 あいつらが殺したんだ。悪ノ王子たちが いふが、ないこが、ほとけが。殺したんだ。
どうすればいい?父さんを殺した あいつらをどうすればいい?
_殺せばいい。殺されたならこちらも お返しすればいい。復讐だ。そう。 復讐してやらなければいけない。 あいつらに。悪ノ王子達に
復讐を…復讐を…!!!
義父さんの葬儀は、丘の上の共同墓地で行われた。 王宮で国葬を行うという話もあったが、断った。
それでも葬儀には王宮の人々が 大勢駆けつけてくれた。父の部下だった 親衛隊の人達は泣く人や怒りを叫ぶ人がいた。
『三英雄』の同志だった2人も来ていた。 マリアムは私を見ると黙って抱きしめてくれた。 涙こそ流していなかったが肩は震えていた。
彼女の話によると、テト、悠佑、りうらに初兎は 外出許可が降りず葬儀に来られなかったらしい。
…きっと悲しんでるだろうな
グミは弟子らしき女の子と二人でいたが、 私と軽く会釈した後、
グミ
そう一言だけ呟いて帰って行った。
また、他国の王族らしき人も来ていた。 私はよく知らなかったが生前交流があったとかで お忍びで来てくれていたらしい。
年は…少女と言っていい年齢だった。 私より年下だろうが、義弟達よりは少し上っぽい。 ずいぶんと幼い…王女だろうか?
葬儀が終わると、その緑の髪の2つ結びの少女も 静かにその場を立ち去って行った。
⚀⚂⚅ ” 悪ノ召使 ” side
「彼らは一人ぼっちだ。 王宮で人に囲まれていても 彼らの周りはみんな敵。」
「でも安心してや。 僕らで3人を守るから。 君たちは玉座に座って 笑ってくれていれば それでいい。」
「俺らが『悪ノ王子』の手先? それでもええ。」
『_君達を守る その為ならば 俺達は、悪にだってなってやる』
♠ ”赤き鎧の女剣士” side
「父さん、見ていて。 私必ずやり遂げるから。復讐を。 父さんの復讐を。いや、父さんの為だけじゃない。 この国の皆の、民衆のために。」
「王宮を敵に回す?それでもいい。」
『_王子達を倒す その為ならば 私は、悪にだってなってやる。』
🎲さんの出番がないと言っても良い感じになってしまった…
まぁ、次回からしばらく🥃姐さんの出番がない気がするから 仕方なしって感じなのでしょうか…👉🏻👈🏻
あ、というか関係なさそうであるんですけど、 楽曲の方の『悪ノ娘』、昨日4/6で初投稿 (2008/04/06)から17周年だったそうですよ
…ええ忘れてました。悪ノ好き失格ですねすいません⬅️
ちなみに悪ノ召使は同年の4/29が初投稿です。 ちなみに私の誕生日は4/30です(あ)
…なんか嬉しいような、 もうちょっと早く生まれていれば… みたいな…⬅️⬅️⬅️
コメント
5件
ごめんなさぁあぁあぁぁああぁいッッッ!!!!😭出遅れましたぁぁあぁあぁああぁあぁぁあッッッッッ!!😭姐さん辛いよなぁ、、テトさん止めてくれるの優しいなぁ、😭途中の姐さんの絶望絵とその後の考えてることが辛すぎる、、、😭😭緑髪で二つ結びってまさか、、???でも繋がりあったんだな、??召使組と姐さんの考え、?がシンクロしてて泣く😭そして歌詞がでてきて私は悶えております台パンしております(((
初コメ失礼します!! サムネにつられて一気読みしました(( めちゃくちゃ面白かったです!!
最高すぎるッ✨ 歌詞の部分出てきて「お‼︎」って思ったw 🥃姐さんも心配だし🦁くんも達心配、、、、 ((私iris以外のキャラクターとか出てくるお話苦手なんですけど、(ミッ〇ーみたいなそういう系が一部でちょっと出るのはいける。)このお話はマジで最高すぎていくらでも見れます✨)) 続き楽しみです♪