忠誠を誓う

フラフラ覚束ない足取りで進んでいく

ﾄﾞﾝｯと誰かにぶつかる

見えないから顔があるであろう位置に顔をむける

だんだん声が小さくなって俺の顔になにか近づく気配がする

ｼﾞｯと見つめられている気がする

視覚の代わりに優れている嗅覚は初めての場所の匂いに慣れず トントンの匂いを逃してしまう

ここに来るまでの道で結構仲良くなった 信頼できると判断したからだろうか

廊下なのか部屋の中なのか分からないが放置されて ぽやぽやと座り込んでうとうとしていた

警戒を含む殺意のようなものを出しつつ 相手の出方を窺う

気配が遠ざかっていく

それなりに仲良くなったせいで気にしてしまう どうしようかと悩んでいるとコツコツコツと足音が近づいてくる

なぜか危ない気がして 咄嗟に逃げようと足音がする逆の方向へ走り出そうとする

俺が逃げると思わなかったのか驚いたような声が聞こえた 声なんて気にせずどんどん走る

もうじき外というところで風の向きが変わった 誰かが来たということだ

抱き上げられたと思ったらとんとんの匂いがグッと近くなる きっととんとんにだっこされているんだろう

知らない人の匂いの中とんとんの匂いだけは落ち着く 近くにいるとんとんにすりっと頬擦りする

追い出される可能性だってある さっきの怒鳴り声だってきっと…

知らない人の声がいう

とんとんの匂いがもっと近くなって顔に触れられる 耳元に何か付けたみたいだ

とんとんが知らない言葉を言った そしたらずっと黒一色だった視界が変わる

目が開けられる…！

色とりどりの花が目に入る でも俺の目はとんとんに釘付けだった

太陽の光を受け輝く黒髪 己だけが映る眼鏡の奥の赤い瞳

自分よりずっと大きくて心配そうにのぞき込んでくる ポカン…とした自分が思い浮かぶ

頬に手を添え上を向かせる

我々軍が潰したんだから

やれやれと言わんばかりに首を振る

ただいまの状況 ベッドに腰かけたルグルの前で土下座するトントン とってもシュールです

～こんな状況になってしまったわけ～ ルグルを風呂に入れようとしたトントンがタオルを取りに風呂を離れる→トントンが行ったから安心して風呂に入ろうと服を脱ぎシャワーを浴びるルグル→戻ってきたトントンがドアを開ける→来ると思ってなくて無防備に晒された胸や足腰たち→ルグルは女 大切だからもう一回いう

>ルグルは女<

羞恥心Maxになったルグルが気を失う→倒れそうなルグルをトントンが抱き留める→大きくはないがそこそこある胸を触ってしまう→DTトントンがその掴んでしまった手を見て真っ赤になりつつ風呂から上げる

DTの癖にTシャツを頑張ってルグルに着せるも、そこそこある（Cくらい） 胸が目立ってしまってつい揉んじゃったトントン

胸の違和感で起きたルグルが胸揉んでるトントンを見つける 両方汗ダラダラ顔真っ赤 そして今に至る