大魔法使い

わかってないな!?

パーカーを外し“コレ”を見せる

ご主人様ことゾムが僕を見て離さない

ゾムの翡翠の瞳に移る僕の目

“ゾムと同じ翡翠の目”が見える

ﾊﾞﾝｯ

え

ぎゅっと力ずく抱きしめられゾムの胸に押し付けられる

ゾム腕の力が抜けて顔をあげる

頭から血を流すゾムとその後ろに銃を持って喜んでる奴がいる

僕は即死魔法を放った 死んだゾムを抱きしめて

そしてみんなは息絶え、静かになった

そして怒りの感情は悲しみの感情に変わった

脈を図るペ神

僕は精神安定剤を打たれ、ゾムは治療中だ。

僕のこの目は前世から受け継いだもの

証拠に、両親は青眼だった 親戚も、皆

でも、おかしい、 前世の僕の目は元々ゴールドだった

こうして、飼われ始めた

そう言われ部屋から1歩も出ずに外を眺め、持ってこられた魚を食べ、ゾムの相談相手になったり、遊び相手したり、一緒に寝たり、暗殺しに行ってるゾムの部屋で留守番したり

色んな毎日が続いた

ある日、僕はゾムと一緒に部屋で遊んでいた

ﾊﾞﾝｯ

その時、ゾムを狙う銃弾が飛んできた

ゾムを守るように前に飛び出したら僕の目に直撃

そう言って殺意隠さずに敵を抹殺していた

僕は気づいた時には視界真っ暗、音はよく聞こえたけど目が見えない

数分後

そして手術は成功した

そして目を開ける

目の前は緑でいっぱいだった

顔を上げるとゾムの顔が見えた 僕を抱きしめて寝たようだ

そっと抜けて鏡の前に経つと僕の目はゾムの翡翠の目と翡翠の義目

義目はほとんど見えないけど、ゾムの翡翠ではっきり見える

ゾムが起きて、僕がいないことに焦りだしたので鳴いておいた

ゾムの方に走り出すと抱き上げられる

ゾムと目を合わせ

“ありがとう”の気持ちを込めて鳴いた

ｶﾞﾗｯ

「「「…え?」」」

「「「説明しろペ神ー!」」」

そう言って4人で退室していった

僕は起きないゾムのベットの横で寝た

ゾムは装備を整えている、今回は任務のようだ

僕の頭をそのでかくてゴツイけど暖かい手で撫でた

ｶﾞﾁｬ

ゾムは任務に向かったようだ

数日間、静かに帰りを待っていた ゾムと約束したから、いい子で待つって

ある日、ドアが空いた、ゾムの気配じゃない

トントンの声だ

駆け寄ると抱き上げられる

悲しそうな、苦しそうな目で見つめてくるトントンにひと鳴きする

…

と言って部屋を去った

銃撃音爆発音悲鳴色んな音が響いた 戦争が始まったみたい

音が鳴りやみ、隙間から外に出ると僕の知る人は誰もいなかった、

敵らしき人達が大量に見えた

僕は、約束果たせなかった、お迎えできなかった悔しさに埋もれながら死んだ

前世の夢…か、

ゾムを見ると寝ながら涙を流していた

たまたま出会った猫を飼うことにした、内緒で

結構気づかれてたけどバレてはいなかった

ある時事件は起きシナの目が不良品になった

俺は自分の目を移植した ちょっと視力は低下したけど、 ちゃんと機能しているようだ

後日、片方義目ってことがバレたので シナを紹介した

その日から俺は食堂行く時、イタズラしに行く時、いつもシナを肩に乗せてた

完全にシナも俺らの一員となっていた

たまに相談に乗ってもらったり

静かに聞いてくれて元気つけてくれるシナ

楽しい話をしたり

眠れない時、寂しい時、一緒に寝てもらったり

緑の首輪に銀の鈴、鈴の中は翡翠が入っているので高いし珍しい

首輪買ってあげた時めっちゃ走り回って大はしゃぎしてたw

そんな感じでシナとの毎日を過ごした

ある日、任務を任された 敵国a国の偵察だ

まあ結果俺は死んだ ちょっと油断してしまったのだ

ピーピー!!

場所をすぐ特定され、戦ったが

必死にそう言われ 早く帰ってシナに会いたい精神でいっぱいだったゾムは

敵に背中を向け帰ろうとした

ﾊﾞﾝｯ

卑怯な手で殺された まあ敵国に甘すぎたのがわるいんやけどw

俺は完全に死ぬまでに幽体離脱したみたいでみんなの所に行った

そこには、悲しそうに苦しそうに泣きそうになりながら会議室に座るみんな、俺の部屋で俺の帰りを待つシナ

約束…したんやけどな、w 何やってんだろ俺…

ごめんな…すまんな…帰れなくて

いつもの天井に安心する、良かった生きてるんだ

抱きしめられる

あの時のシナの場所を思い出す

シナは顔を上げ俺と目が合う

2人で精一杯泣いた

僕はまあまあして泣き止んだんだけどご主人様が延々と泣いていた

あなたの飼い猫ですけどもw

抱き寄せられる

ありゃ、知らないお名前が

よくわかんないけど!☆