誰も助けてくれない
いつものことだ
いつも通りの俺たちの日常
いつだって助けてくれる
“人間”はいなかった
雪が降り始めた
どんな時だって全てが
俺たちに対して
容赦をしなかった
どうしてだ?
"禍福は糾える縄の如し"だろ
いいことも悪いことも
かわるがわる来いよ
童磨
どうした
童磨
どうした
童磨
可哀想に
童磨
俺は優しいから
童磨
放ってはおけないぜ
童磨
その娘間もなく死ぬだろう
童磨
お前に血をやるよ2人共だ
童磨
“あの方”に選ばれれば鬼となれる
童磨
さぁお前らは鬼となり俺のように
童磨
十二鬼月
童磨
上弦へと上がって来れるかな?
鬼になったことに後悔はねぇ
俺は何度生まれ変わっても必ず鬼になる
幸せそうな他人を許せない
必ず奪って取り立てる
妓夫太郎になる
真守という名を捨てて
○○は人間じゃない
でも鬼でもない
呪われた
化け物だ
でも鬼よりも人よりも
優しく
暖かった
でも俺はそのことを死ぬまで忘れていた
理由は分からない
大事なことだけ
忘れている
鬼にまる前まで
気を失う前まで
絶対に
忘れないと思ってたのに
そこの部分だけ
“不自然”に
忘れている