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コメント
8件
まさかのカイトさんっ!?!? 出てくると思わなかった...、✨ ちょッッ、類くんっ...、あなた最高に可愛いわよ💕(?)
ストーリー展開が最高すぎる! 司もカイトも類も凄くいい! 続き楽しみにしてます!
これからが楽しみ…✨️ KAITOがカッコいいッ……!
看護師
医者
看護師
患者
看護師
ツカサ
看護師
声を掛けられ、後ろを振り返れば看護師がいた。
ツカサ
看護師
看護師は妙に息が上がっており、オレを探していたのがすぐに分かる。
…そんな焦らなくても良いのに。
ツカサ
看護師
ツカサ
ツカサ
看護師
くるっと後ろを向いて、歩き出す。
501号室の…って、あの死に損ないか、
ツカサ
ツカサ
入退院を繰り返せる金はどっから出てきてるのやら、
ツカサ
病院に利益のある患者は重宝される。
入院を繰り返せば、その分金がいるし、
ツカサ
医者の手術する利益も格段に上がる、
そんなのオレ得でしかないな、笑
患者
ツカサ
患者
ツカサ
患者
ツカサ
そんなこと1mmも思ったことがない。
足早に話を切り上げ、病室へと急いだ。
患者
看護師
看護師
ツカサ
オレが思っていた以上に様態が悪いらしく、悶え苦しんでいる。
患者
ツカサ
ツカサ
ツカサ
患者
看護師
ツカサ
悶え苦しむ患者から何かが吐き出される。
……血痰、??
シーツの上に広がる血の塊たち。
これは…相当まずいな、
思ってた数倍、事態は悪いか…、
ツカサ
看護師
ツカサ
看護師
ツカサ
看護師
怯える看護師に指示をすれば、すぐさま動き出す。
ツカサ
この現場も…終わってるな。
ツカサ
患者の来ている服に手をかける。
この患者、アレルギー持ちだろうか。
何人もの人を相手してきたからか、正直覚えていない、
ツカサ
ツカサ
ツカサ
ツカサ
きっと、無駄だろうが。
予想通り、反応は返って来ない。
ツカサ
咳に息切れ、血痰、意識低下、唇の変色。
ツカサ
また、生死をさまよい続ける人間の最後を見届けなければいけない。
所詮、…そんなものだ。
_コンコンッ、
ツカサ
ドアの前で待っているであろう看護師を出迎えようと扉を開ければ、
ツカサ
医者
オレのことを嫌っているであろう医者が立っていた。
ツカサ
医者
ツカサ
医者
ツカサ
クソ上司がッ"、
その医者はずかずかと入ってくるなり、横たわっている患者を見つめる。
医者
ツカサ
医者
ツカサ
たかが、1年長く働いていただけでこれか?
オレの方が功績を残しているし、腕も数千倍上だと言うのに、??
ツカサ
医者
医者
ツカサ
精一杯の笑顔を顔面に塗りたくる。
この現場で生きていくための必須アイテム。
ツカサ
ツカサ
ツカサ
医者
医者
笑顔笑顔笑顔笑顔笑顔笑顔笑顔笑顔、
いつもの笑顔を作り続けろ、
ツカサ
医者
そう言って上司は1つの紙を差し出してくる。
青い紙に書かれた小さな文字たち。
ツカサ
医者
医者
聞くなりオレは目を丸くした。
あの院長がオレを?
医者
医者
ツカサ
ツカサ
ツカサ
医者
金か、仕事か、
どちらを取っても、利益はあるが…
医者
ツカサ
ツカサ
医者
ツカサ
さっ、と紙を取り上げ、にんまりと笑う。
ツカサ
医者
ツカサ
ツカサ
医者
ツカサ
ツカサ
医者
ツカサ
ツカサ
ツカサ
ツカサ
医者
ツカサ
ツカサ
ツカサ
これが自分が見た見解。
大方、いや、100%合ってるだろう。
ツカサ
ツカサ
ツカサ
医者
それだけを言い残し、病室を後にした。
ツカサ
院長が待っているであろう院長室へと急ぐ。
が、その足取りは何処か重く鈍い。
"アイツ"がオレを呼び出した?
仕事の話以外あるまい、
ツカサ
ツカサ
"院長室"と書かれたドアの前で立ち止まる。
心に決めろ、オレ
こんなの仕方の無いことだ、
ツカサ
ツカサ
_コンコン、
ツカサ
嫌な気持ちを何とか押し切って、部屋の中に入っていく。
ツカサ
綺麗な室内に堂々と座る青髪の男。
退屈そうにペンを回しこちらを見ていた。
院長
ツカサ
ツカサ
院長
院長
ツカサ
置かれていた机を激しく叩きつける。
院長
院長
院長
ツカサ
院長
院長
院長
ツカサ
院長
にこっと嘘くさい笑みを浮かべる、
院長ことカイト。
この病院の1番トップであり、
オレが……殺したいくらい憎い人、
院長
ツカサ
院長
ツカサ
抑えろ、抑えるんだ、オレッ"っ、
こんな奴に八つ当たりしたって意味無い事ぐらい、分かってるだろ?
拳をぎゅっと握り、唇を強く噛み締める。
微かにだが、血の味がする。
院長
院長
院長
怖がったって良い、
あんな反吐がでる仕事で患者に媚びを売るほど、無駄な時間はない。
ツカサ
院長
ツカサ
院長
ツカサ
院長
院長
ツカサ
何がお互いだ。
何が仲良くしようだ。
当然ながら何処にも発散することの出来ない怒りが渦をまく。
ツカサ
ツカサ
院長
院長
ツカサ
院長
院長
ツカサ
ツカサ
軽蔑するような目で睨みつければ、
院長
院長
机の上に1つの封筒が差し出される。
その封筒は何故か封が閉じられていない。
ツカサ
院長
ツカサ
院長
院長
無視するように封筒から青い紙を取り出す。
院長
ツカサ
院長
小さな字が並んだ、ただの紙。
そうただの紙なのに、
ツカサ
院長
院長
ツカサ
院長
がばっ、と勢いよく胸ぐらを机ごしに掴む。
ツカサ
院長
院長
院長
込み上げてくる怒りが爆発しそうでどうしようも出来ない。
頭ではダメだと分かっているにも関わらず、殴ってしまいそうで。
院長
院長
院長
ツカサ
院長
怒りが次第に呆れに変わり、掴んでいた胸ぐらを力なく離す。
紙に書かれた、"転科"という2文字。
院長
院長
院長
ツカサ
院長
にこっと笑う…悪魔はこちらを見るなり嬉しそうだった。
院長
院長
院長
ツカサ
院長
ツカサ
院長
院長
院長
ツカサ
院長
小首を傾げ、封筒の上に資料…というかカルテを広げられる。
院長
ツカサ
_ドンドンッッ!!
__ さんッ!!、開けてくださいッ"!
__聞いてるのッ"!?、早くッ"!
__居るのは分かってるのよッ"!?
ツカサ
院長