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まぜ太

けちゃー、いる?

けちゃ

あ、まぜたさん、!

けちゃ

来てくれたんですか!

まぜ太

まぁな

まぜ太

帰るか?

けちゃ

えっと、、

けちゃ

そのー、

けちゃ

あ、僕ちょっと掃除を頼まれてるというか、

まぜ太

、?

まぜ太

それお前の仕事?

けちゃ

任されたので僕の仕事です、

まぜ太

任されたの?

けちゃ

まぁ、はい、

まぜ太

ん、

まぜ太

じゃあ俺も手伝う

けちゃ

えっ!?いやでも、そんな、

まぜ太

俺も手伝う

けちゃ

ん~、わ、分かりました、

まぜ太

すぐ終わらせて早く帰んぞ

けちゃ

はい、!!

けちゃ

掃除手伝ってくれてありがとうございました!!

まぜ太

ん、全然いいよ笑

まぜ太

お前と帰りたくてしたことだし

けちゃ

やめてくださいよ~、笑

今思えばあの時、

お前の笑顔は少し引き攣っていたかもしれない

まぜ太

あの時の俺も

気づいていたはず

でも

怖くて聞けなかった

助けてやりたいと思ってた

でも嫌な予感しかしなかった。

翌日

けちゃ

今日はすっかり暗くなっちゃいましたねー

まぜ太

だな、

思い出したくなかった記憶

ふと蘇った

聞きたくない

でも聞いてあげたい

まぜ太

けちゃ?

けちゃ

はい!!

まぜ太

なんかさー、

まぜ太

不安なことあんの?

けちゃ

、どうしてですか?

まぜ太

なんかいつもと違うっつーか

まぜ太

笑っててもちゃんと笑ってないように見えるし

まぜ太

最近顔が暗くなってんぞ

けちゃ

、やっぱり、まぜ太さんには隠せないですよね、笑

まぜ太

ん、

まぜ太

、言ってみろよ

その時俺は

目の前が見えなくなった

まぜ太

は、?

けちゃ

えっと、、

けちゃ

だから、その、転校することになっ、、

まぜ太

、嘘だよな、?

けちゃ

、嘘じゃないんです、笑

お前はいつも笑ってたよな

まだ会って数ヶ月

毎日楽しくて

彼奴の為に学校も行ってた

出会ってから数ヶ月なのに

「転校」

この言葉を聞いただけで

凄くすごく、苦しくなった

まぜ太

、なんで

けちゃ

っ、、

理由を聞こうとしたのに

お前は走って逃げて行ったよな

お前の言葉で直接聞きたかったよ

病気のこと。

彼奴が病気だと知ったその日

まぜ太

ん~、

朝の5時半頃

着信音が部屋に鳴り響いた

まぜ太

ん、

それは病院から。

まぜ太

、は、

早朝の電話に少し腹立たしい気持ちもありながら

電話に出た

医者から告げられたのは

けちゃの病気

確実な病名は分かっていないが

すぐには治らない

いや、治すのも凄く困難な病気らしい

俺に電話を掛けてきたのは、

けちゃのスマホの連絡先に

唯一ピン留めされていた

俺の連絡先からだったそう

まぜ太

な、んで"、?

早朝で頭が回らなくて

ただ涙で視界がぼやけて

凄く苦しかったのを今でも覚えてる

今すぐに飛んででも会いに行きたかった

その時、医者から

面会はお断りします

と告げられた

それに続いて

けちゃからの意思だと言う

ますます不安になって

生きる希望も見えなくなった

まぜ太

け、ちゃ、、".、

電話を切って

一人で泣いた

まぜ太

なんで、"、

まぜ太

、お前の口から、、

まぜ太

、聞きたかった、

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