テラーノベル
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あの冬の寒い日だった
弟が父と散歩に行くと言い出して
私が誕生日にあげたジャケットを着て
父と一緒に出て行った。
母は心配してたから
私は母に
「何か起こるわけじゃないんだからさ」
と笑いながら自分の部屋に戻った
一時間が経つ時
父が慌てながら帰って来た
放った言葉は
弟が消えたと
早く来てくれと
薄着のまま外に出ると
弟の片足の靴があった
靴に雪が付いていた、
白くなく、紅い雪
わたしより小さい靴
初めての感情だった
その後は覚えていない
母は死んだ
弟を止めなかったと
遺書を残して首を吊った
父は新しい女を作って
借金だらけの生活らしい
そして私は
小学生
沫
警察官だ
今でも弟を探している
でも
沫
沫
沫
沫
おじさん
おじさん
沫
おじさん
おじさん
沫
小学生
沫
小学生
沫
小学生
沫
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