『ルール』なんて知りません！

ゆあんくんの赤点回避のために

勉強を教えに来ました

ゆあんくんの部屋は

さほど広くなかったため

隣に座る体型になった

少し狭く

ゆあんくんの肩に体重をかけると

隣から息を呑む音が聞こえた

あの後ぶっ続けで勉強をしていた

来た時に5時くらいだったから

今は8時過ぎ

それから雑談してたら

コンコン

ゆあんくんの母が訪ねてきた

そう言ったゆあんくんのお母さんは

急に私に抱きついてきた

今から帰って作るのがめんどくさいとは 言いにくい...

机の上には

溢れんばかりの料理が置いてあった

これまでに食べた料理の中で

5本指に入るくらい美味しかった

現在9時過ぎ

私とゆあんくんの家は結構遠いから

色々と危ない気がする

ゆあんくんのお母様の車に乗せてもらい

家へに向かわせてもらった

隣に座っていたゆあんくんは

私の肩にもたれ

すやすやと眠っていた

クラスでも陽キャ側のゆあんくん

彼女とか家に連れてきてるタイプだと思ってた

どうやら自分が寝ている間に

帰ってしまったらしい

でもそれって寝顔見られた可能性高いよなぁ...

よだれ垂れてないよな

流石に家族には

クズ人間だということを言ってあるが

...少し逆手に取られたな

でも勉強してる時も

ずっと心臓がうるさかった

私服可愛いし

距離近かったし

惚れ直した気がする