Kanadeが手に槍を持ち、細かい部品を点検している。
Kanade
ここ、ちょっと錆びてる…後で磨いておこう。
あらたろは斧を軽く振りながら、今日の作業手順を頭の中で確認する。
あらたろ
よし、順番にやれば効率いいはず…
Dinoは小さな手で釘や金具を仕分け、時折Squidと笑い合う。
Dino
スクイッド〜
Dino
ここに置く?
Squid
うん、そうそう。正確にね。
Krakenは道具の整理を進めながら、SquidとKoalaに指示を出す。
Kraken
お姉ちゃん、このパーツは後でまとめて持ってきて。バケツに入れて。
Koala
了解。
陽葵は応急処置バッグを開き、昨日の傷や軽い打撲の手当を確認している。
陽葵
みんな、昨日の疲れは残ってない? 無理してない?
あらたろ
俺は平気! 悠翔だけじゃね?
悠翔は作業台の端に立ったまま、手で腰をさすりながら軽くため息をつく。
悠翔
……ちょっと、休もうかな
Kanade
無理は禁物。横になりなさい。
Dino
はるとお兄ちゃんだいじょうぶ?
Squid
やっぱり…少し疲れてるのかもね。
悠翔はゆっくりと作業台から降り、床に背をつけて座る。
悠翔
足も腕も、少し張ってるからちょっとだけ横になってもいいかな。
あらたろがすぐに膝をついて隣に座り、手元の工具を置く。
あらたろ
俺も手伝うからな。無理すんなよ。
あらたろ
っていうか、保健室作ったじゃん。ちょっと休んできなよ。
悠翔
そうするよ。
Squid
でも、悠翔…ほんとに無理してない?
Squid
少しでも痛いなら言っていいんだよ。
悠翔
大丈夫。ほんの少し、だけ。
あらたろ
悠翔は先に保健室に向かっていてくれ。
悠翔は背中を床に預けたまま、目を閉じて深く息をつく。
陽葵
悠翔くん、ここ冷やしてみて。少しは楽になるかも。
陽葵はそっと彼の隣に座る。
悠翔
ありがとう。こうしてくれるだけで、ずいぶん気が楽になる。
悠翔
……少し頑張りすぎたかもな。
陽葵
少しじゃないでしょ。
悠翔
わかった。今日は休むけど、またすぐ動けるようになるはず。
陽葵
動けるようになる“はず”って…
陽葵
ちゃんと休んで、落ち着いてからでいいから。
悠翔は苦笑して、背もたれに体を預けた。
陽葵
強がらなくていいよ。
陽葵
…今くらいは、頼って。
悠翔
わかったよ。ありがとう。
陽葵
無理してるの、私だけじゃなくて……みんな、気づいてると思う
悠翔は少しだけ目を開け、天井の暗がりを見る。
言葉を探すように、ゆっくりと息を吐いた。
悠翔
……引っ張らなきゃって思うとさ。少し…
陽葵
今は立て直す時間なだけ。心配ない。
悠翔
……陽葵がそこまで言うなら今日は本当に休むよ。
陽葵
よかった…明日じゃなくてもいいし、明後日でもいいよ。






