僕の涙に呆れるキミと、キミの笑顔に？な僕

ベッドに寝転がりながら、自分の部屋の天井を見つめて考えごとをする

僕が死んだらどうなるんだろう

死んだらどこにいくのかな？

死んだらみんな悲しむかな？

ゆあんくんは…悲しんでくれるかな？

何て言うんだろう

｢ださい｣？

｢ふざけんな｣？

｢死ぬなばか｣とか？

……｢戻ってきて｣とか…

そんな言葉をぽつりとこぼして、額の上に手をおく

僕は深くため息をついた

一ｺﾝｺﾝ

ドアからひょこっと顔を出すゆあんくんに思わず飛びつく

僕のハグに応えるかのように、ゆあんくんは優しく僕の服をぎゅっと掴んだ

そしてさっきよりも強くゆあんくんを抱きしめる

ゆあんくんは僕の胸に顔をうずめて、小さい声で｢苦しいんだけど｣と言った

ゆあんくんが顔をあげる

少し、不安そうな顔をしていた

なんとなく、服を掴む力がキュッと強くなる

そう言って僕は、またゆあんくんをギューッと抱きしめた

顔をうずめて｢ｯなんだよ！！てか苦しい！！｣と言う君に

今の僕の顔が見えないように

それから数日が経ったが

なおきりさんの体調が良くなることはなかった

あとちょっと

あとちょっとしかないんだ

だから

照れてんじゃん

いいでしょ？ゆあんくん

あと少ししかないんだもん

君は知らないだろうけど

チュッ…