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コメント
1件
わぁっ 、 今回も素敵な作品をありがとうございます ߹𖥦߹ 色んな感情や それぞれの想いがたくさん溢れてて 、 自然と涙してました 😿🩵 続き楽しみにしてます ♩
あっちゃんに呼び出される
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呼び出された理由は、
なんとなくわかる
でも、
僕だって
ちゃんと隠してたつもりなのに
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威圧するような
強い言い方
でも
僕にはわかっちゃう
どの行動も
僕を想ってくれてること
だからこそ
僕は隠してたんだ
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まっすぐあっちゃんの目を見る
強く
僕なりに
ちゃんと伝わるようにしたつもりだ
よるごはんなんて
食べれなくってもいい
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彼の頬で
雫が伝っていく
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僕、
間違えたのかな
でも
間違えたとしたら
どうすればよかったの……?
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彼の腕をつかむ
でも
呼び止める言葉は見つからない
なんて言えばいいか分からない
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kt
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あっちゃんの
兄の涙は
今までの苦労を
僕に思い知らせるように
次々とこぼれ落ちる
わかった気になんて
なれないけど
だめだ
普段見せない涙なんて
見せられたもんだから
言うしかなくなっちゃうじゃん
センセイ
センセイ
センセイ
クラスメート
kt
クラスメート
kt
センセイ
kt
クラスメート
クラスメート
kt
センセイ
センセイ
クラスメート
クラスメート
掃除の時間
僕が
バケツの水を変えようと
教室の前の水道にきたとき
クラスメート
クラスメート
kt
ちょっと教室を覗いてみたんだ
ただ
机を移動させればいいだけなのに
僕の机だけ、
足を使ったり
クラスメート
クラスメート
クラスメート
クラスメート
クラスメート
クラスメート
先生も
クラスのみんなも
見て見ぬふり
クラスメート
クラスメート
もういいや
僕はバケツの水をかえることにした
クラスメート
クラスメート
クラスメート
クラスメート
クラスメート
こんなんでつらいなんて
あっちゃんの方がつらい
そう言い聞かせることで
なんとか耐えられた
センセイ
センセイ
kt
センセイ
kt
kt
センセイ
センセイ
kt
もう無理だった
kt
kt
kt
kt
先生は
めんどくさいと言わんばかりの
不満そうな顔をして
また僕を怒った
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明らかに怒っている
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やっぱり
僕のお兄ちゃんはかっこいい
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涙がとまらない
あっちゃんは
あの時と同じように
優しく撫でてくれた
強く抱き締めてくれた
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よく晴れた
春のおわりごろ
少し蒸し暑いけど
夏の暑さには程遠い
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おれたち4人
気分転換に
少し大きめの公園でお散歩をしている
アイスはひとつ300円
ボールの貸出は500円
りいぬくんにもらった2000円
残りの300円は
駄菓子屋で
2人の好きなクッキーでも買って帰ろう
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りいぬくんに買ってもらった
俺専用のスマホ
買ってもらってから
最初のおでかけだけど
なにか連絡がこないかそわそわする
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ブブブッ…(着信)
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ぴっ
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(いまどこにいる!?
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(あー
(それもあったんだけど
(大丈夫!
(あとどれくらいで帰ってこれそう?
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(めるとくん吐いちゃってさ
(ずっと震えてて
(可哀想だから
(できればろぜくんだけでも
(はやめに帰ってきてくれると…
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らいとの怒ったような表情
らぴすの心配そうな表情
俺はふたりともの気持ちを分かってる
この時
2人の心のざわざわを
そのままにしてしまったことは
後悔することになる
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りいぬくんの服は
めるちゃんの体液でまみれている
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床では
少し涙の跡が残るみかちゃんが
毛布をかけてもらっていた
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ふたりに話しかけてくれていたのか
口調は少し子供っぽさが残る
めるちゃんの嘔吐が
体調不良とは違うと
誰もがわかっていたと思う
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俺の言葉は
小さな弟の寝息とともに
消えていく
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彼の気持ちに応えてあげたい
しかし
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これでいい訳ない
弟の気持ちを踏みにじったのは
俺だ
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りいぬくんの部屋に呼ばれる
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聞いてるだけで
頭が痛くなってくるような
あの過去
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彼らにとって
大きな出来事があったのか
俺らは
想像でしか
答えを探す事はできない
予想するだけで
答えは出てこないし