俺には1つ下の弟と3つ下の妹がいる
留菜
留津
留菜
留津
留菜
留津
留菜
留津
留菜
留津
仲が良かった。昔から
事件が起きたのはあの日だった
学校から帰ると家が燃えていた
料理中とかではなく
誰かが意図的にもたらした物だった
留津
留流
瓦礫に埋もれた留津を助け出した
家に入ろうとする留津を止めた
留流
留津
留津にここに居るように言い 俺は留津の反対を押し切り家に入った
家の中は火の海だった
留菜
留菜
留流
留流
その言葉に不思議と自信がつけなかった
留菜
留菜の涙が溶けた肌に染み込んだ
??
俺はその時…見てしまった…。
留菜は足を焼いた犯人に刺されていた
むせて、視界が悪くなる
留菜
留菜
そういい留菜は起こしていた上半身を焼き焦げた床に下ろした
消防隊
留流
この時の記憶はいまだに残って無い
多分、思い出したく無いのだと思う
俺を守るために自分の命を捨てた妹とは違って俺は自分の死に怯えていた。
みっともねえな
お兄ちゃんが家に入っていった…
あんなに反対したのに…
中には犯人と妹がいる…
今消防隊が入っていったから安全かな、?
お兄ちゃんは生きてる、?
瑠奈は平気、?
そう考え事をしていると 1つ、耳に入った
??
言葉が飲み込めなかった。
確かに、お兄ちゃんと留菜と比べれば 僕は平凡以下で、なにもできない
そうだ…僕が死ねばよかったんだ…
答えは…すぐそこにあった
そう考えると体は燃えている家に歩いていた
すると中から消防隊と留津が出てきた
留津
留流
消防隊
留津
留流
留津
留流
留流
留流
留流
留流
留津
こんな感情に任せた言葉を発する兄を見たことがなくて少し焦った
そうだよな… 大好きな妹の死を目の当たりにした方が 辛いよな…
その日から『人殺し』そんな扱いを学校でも受けて先生は見て見ぬ振り
僕らの居場所は少しずつ確実に少なくなっていった
人間になんて、なりたくない…
ある日の昼学校がしんどくて抜け出して昼ごはんを食べていた時
出会った
白い髪が綺麗に伸びていて真っ白な肌
亡霊を見たと思った
春凪
神社に来たその少女は俺らに話しかけた
留流
留津
もうすでに人間に恐怖を覚えた俺たちの口は開かなかった
少女は優しい微笑みを浮かべた
そして、全てを知ったかのように こう言った
春凪
留流
ここで初めて口が開いた
それは留津も一緒だったみたいだ
留津
春凪
春凪
留津
春凪
留流
春凪
不思議だった
変な言葉なのに、
救いの言葉に聞こえた
留津
留流
俺と留津は本当に人間を辞めたいって 心から思ってたんだと初めて実感した
春凪
そういい少女は微笑みを浮かべた
大体は留津が可愛がられるけど
それが楽だった
よく外へ出て迷子になるから手錠をつけられたけど
不思議と嫌ではなかった
春凪
留流
春凪
春凪
春凪
留流
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