〜 2章 〜
【貴方へ贈る終焉のリグレット】
?
『まだ寝ているの?』
カシャ
日向 悠希
?
『寝坊助さん』
日向 悠希
起こしてくれてありがとな。
日向 悠希
?
『次移動教室だけど?』
日向 悠希
篠崎 楓
あと2分位で始まっちゃうよ?
篠崎 楓
悠希起こしてくれてありがと!
?
『大丈夫、いつもの事だしね』
日向 悠希
篠崎 楓
?
『どうしたの?』
日向 悠希
篠崎 楓
?
『自由な人』
日向 悠希
?
good night's sleep.
『でも…本当によく
眠る様になったね』
チッ
日向 悠希
くらっという浮遊感がした後 俺はベットから飛び起きる
ここがベットの上だと理解して 安堵するのと同時に 気持ち悪い汗が大量に噴き出す
日向 悠希
俺の知らない記憶…
「私は悠希を信じてるから!」
そして…昨日の出来事も 一瞬にして思い出す
日向 悠希
篠崎 楓
篠崎 楓
私が死んでるの?』
…違う。辞めろ。
篠崎 楓
お前は…違う…
お前は…
篠崎 楓
楓じゃない!!
日向 悠希
ガチャ
神宮寺 恵
何があったの!?
日向 悠希
日向 悠希
神宮寺 恵
日向 悠希
日向 悠希
楓が死ぬんだって…
神宮寺 恵
神宮寺 恵
黙って見る事しか出来なかった
神宮寺 恵
日向 悠希
神宮寺 恵
死ななければいけない事に
なったのなら。
神宮寺 恵
間違いなく私だわ。
日向 悠希
神宮寺 恵
神宮寺 恵
日向 悠希
神宮寺 恵
回収しに来たわよ
日向 悠希
星野 未来
朝食を食べに行こうとすると 廊下で未来と出くわしてしまった
日向 悠希
未来とは…話す気にならない
そのまま素通りをしようと 横を通り過ぎると
星野 未来
星野 未来
アタシが楓を殺そうとしなければ
あんな事…アンタ達はしなかった
んじゃないかなって。
日向 悠希
星野 未来
相手に許しを乞う様な事は
したくないからさ。
星野 未来
星野 未来
止めてくれて、ありがとう。
日向 悠希
星野 未来
星野 未来
日向 悠希
日向 悠希
吉峰 伊織
ございます…。
澤村 海斗
玖珂 翼
…昨日人が死んだんだ 流石にいつも通りにはいかないよな
胡蝶 エリカ
大分遅れましたわね。
望月 玲
葉隠 仁
コイツらは何でいつも通りなんだよ…
日向 悠希
酒井 龍之介
冷めない内に食うんじゃぞ!
…笑顔がぎこちない
日向 悠希
何人か居ないな
外で会った恵と未来は置いといて… 何で来てないんだ?
吉峰 伊織
しに行ってるかと…
望月 玲
逃げ回ってるらしいわよ
酒井 龍之介
龍之介が1枚のメモ用紙を 俺の食べている食パンの隣に置く
日向 悠希
僕はお前らを信用出来ない ご飯は自分で作って個室で食べるし 洗濯物の回収も結構だ。
日向 悠希
胡蝶 エリカ
こちらも信用しないまでです
吉峰 伊織
疾風 犾
疾風 犾
出来っこないんだから
日向 悠希
玖珂 翼
日向 悠希
玖珂 翼
まだ聞いてないんだが…
望月 玲
胡蝶 エリカ
酒井 龍之介
吉峰 伊織
食堂に暫く沈黙が続く
疾風 犾
葉隠 仁
行っているだろう。
日向 悠希
神宮寺 恵
疾風 犾
神宮寺 恵
まだ来ていないのね
神宮寺 恵
ここに居るのかと…
ガタ
吉峰 伊織
勢いよく椅子から立ち上がる
日向 悠希
俺はすぐさま走り出す
"死"という最低最悪の言葉が 脳裏に焼き付いている
澤村 海斗
海斗の静止する声も聞かずに 俺は走り続けた
日向 悠希
何処から出るのか分からない声で 真澄の居場所を問う
日向 悠希
俺はがむしゃらに走り続ける
川谷 真澄
日向 悠希
声が聞こえた部屋の 扉に手をかける
川谷 真澄
ガチャ
川谷 真澄
日向 悠希
生きてたんだな。
川谷 真澄
日向 悠希
何して────
川谷 真澄
俺は言い切るより先に ある人物に目が行っていた
そこには
笑顔で佇みこちらを見つめる
篠崎 楓
楓が居た