赤髪の天使病(副シャン)

俺は数日間ずっとぼーっとしていた

理由

それは自分の船の船長を苦しませたからだ

確かに

お頭も悪いと思う

だがダメだ

結局俺は役立たずだった

何も成せないままだ

あの後は.....

俺はそのあともずっとヤソップと言い争ってた

医者を否定するなとか

医者失格だとか

とりあえず散々言われて

散々返した

でも結局は俺が悪い

お頭が重い病気だからと言って

甘やかしすぎた

ヤソップの言うとおり

俺はお頭を傷つけて苦しめた

これはこれからの事にも関係すると思う

だから一旦俺達は話し合った

これからお頭をどうするか

仲間達はどうするか

副船長はどうするのか

いろいろ考えた

方法はない

俺らは皆で一つの海賊だ

だから皆で協力しないといけねぇ

だが今それは無理だ

今はお頭と医者と昔からの仲間

今はそれだけが頼りだ

コンコン

まずはお頭に警戒されねぇようにしねえと

元もこうもねぇ

俺はずっと部屋に引きこもっている

あの一件があったあの日からだ

その後日

ヤソップとホンゴウの怒鳴り声が

ずっと聞こえていた

俺のせいで仲間を汚した

仲を悪くした

俺はまた役立たずだ

船長の役割をまた果たしていない

我慢した

堪えた

結局努力は報われない

また役割を捨てて逃げて

逃げて

逃げて

そして自分がまた苦しくなるの繰り返し

でもやはりそれも

慣れてしまえば簡単だ

痛みも苦しみも

慣れて飽きる

だが

逃げる

それだけは飽きない

永遠に出来る

慣れない

毎回毎回

その後起こることが違うからだ

俺にとってそれは快感だった

次回♡900