主
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主
主
ーいふの部屋ー
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僕はほとけ この国の姫…男だけど
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僕はそう聞いた 最近、白くんはため息が多くなり、笑うことも少なくなった…気がする
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そんなはずないよな、と思う 白くんがここへ来て二日経った日、白くんといふくんは何かを話してたって ないちゃんから聞いた それが原因だと思う
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…明らかにごまかしている 僕は、人のくせとか覚えるのが得意だから、 いふくんのウソついているときのくせもすぐわかる
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…言われてみれば、なんでだろう… 白くんとはあって数日しかたってない 今までだったらそんな人のことでここまで考えない…
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文のつながりが無くて思わず聞き返す
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いふくんはどうしてそこまで驚いているのだろうか たしかにあってから数日しかたってないけれど…
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僕は今まで愛とか恋とかしたことがない …する相手がいなかったっていうのもあるけど 僕は、実は小さいころの記憶があまりない 当たり前って思うかもしれないけど、そうじゃなくて 覚えてるのは十二歳から それまでの十二年間の記憶はまったくない だから、その間に恋したとしても忘れてる可能性がある
でも…なんだか白くんには、今まで抱いたことのない気持ちがある …ような気がする 出会って数日だけど、胸がキュンってなることが多々あるんだよね… これを「好き」っていうのかな?
…いふくんは、僕が誰かを好きになったことがないってこと、知ってるのかな 話したことはないけれど…うなずいてるし、そうかも…
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そういういふくんの目はかなり真剣だ …なんだろ…人体実験を冷静に見ている科学者、みたいな… そんな冷たい光が瞬いている
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そう言って僕は気持ちを話した 白くんがふわって笑うとき 「いむくん」って呼んでくれるとき 朝あの声で起こしてくれるとき なんか、胸がキュンってするんだよね…
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これが好き、って気持ちなんだ そうか…僕は白くんが好きなのか
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そう言われて思わずドアをふり返る …そこには白くんのすがたがあった
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仕事の合間の三十分間休憩時間だと思うけど…
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いふくんがうすら笑いを浮かべながら白くんの方を見る …え、何がおかしいの? たしかにちょっと違和感ある名前だけど、そこまで変でもないよ
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ーいむしょーが去ったー
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ピッ
もしもし?まろ、なんで城内で電話?
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何かあったの?
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マジ⁉え、なんで?どういうこと?
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――のせいで突然変わったってこと?
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…――にする?
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そうだね…じゃあ、とりあえず様子見ってことで
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それじゃあ
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大丈夫、また何かあったら報告して
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OK
ピッ
ー部屋に戻るまでの廊下ー
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やっぱりいふくんが何か言ったのかな?
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前を歩いてた彼が、ふり向いてこっちを見つめる …なんだかその目がこわくって聞き返す
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いきなり問われて戸惑う 僕は白くんのこと好き だけど、告白するような勇気はない だからそうとしか言えなかった すると、白くんはなんだか傷ついたような顔をして、目を伏せた
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主
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