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kn
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いつも通りの悪夢を見た
あの日の悪夢を見た
kn
もう何十年も前に離れ離れになってしまった弟の名前を呟く
kn
あいつは泣き虫だから
きっとサガで怖い目に遭ってる
もう生きてるかすらもわからない
けれど…生きてると信じるしか無い
今日も見つからないのだろうか?
そんな不安は押しころして今日も仕事をしに行く。
アジトにつけば今日も白虎へと挨拶をしに行く
正直弟を連れ去った組織の長なんかに頭を下げるのは反吐が出る
けれども表の顔、サガの幹部という立場以上避けることなんてできない。
それもこれも全て弟を見つける為 俺はアイツのためなら虎でも狼にでもなれる。
sh
他の幹部たちがバラバラに頷く
そして俺は壁にもたれ掛かり軽く頷く
この長い髪を細い三つ編みにし後ろでまとめている男は白虎。 長は本名を名乗らない。理由はわからない
kn
ペラペラと楽し気に話す白虎らを横目に俺は1人そんなことを悟られないよう考える
sh
彼の一言で場が絞められた後、俺はすぐにサガの幹部として、渉外役としての業務にあたる
サガなんかの為に働くのも全てが全て弟の為だ。
kn
サガでの業務を終えて自室に戻る
弟の事は今日も対して情報を得ることができなかった
兄が居た構成員の噂は耳にしても その構成員は自分の弟の名ではないし、 弟の特徴に一致などしない
kn
押し潰されそうな感情を絞り出すように細い声で呟く
そして祈るような思いで集まった情報をまとめ、仮説と結び合わせる
けれどやっぱり弟の事は何一つわからないままだった
夜もふけて心なしか少し明るくなってきたような空を虚無の中で眺めて
布団に身を放り出し眠りにつく
kn
パァァンッッ
鈍く重たい聞き慣れた音が響いた
sh
kn
kn
sh
kn
今日も最悪な夢を見た
kn
朝が来て今日みた悪夢のことを考える
それが自分が勝手に生み出した幻想な事はわかりきっている
だけれど頬を伝う涙の止め方はもうわからない。
kn
今日も働きにいこう。
情報を集めに行こう
きっといつか
kn