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人はそれを愛と呼んだ

第8話 - また明日

2,875

2023年01月20日

#ファンタジー

#水白

#青春恋愛

#irxs

みぃご

こんにちは〜

みぃご

皆さんめっちゃ鬱っぽい話だと思ってます？
………すいません
でも鬱じゃないんで！！！大丈夫なんで！！！(汗)

みぃご

で、今回は次の話とこの話で1話分って感じです！

みぃご

なのでいつもより短い…けど許して！！！

みぃご

この話はイムくん視点の話ですね！いや前回ので分かると思うけど！

みぃご

じゃ、ど〜ぞ〜

こんにちは、これ書いた6ヶ月後のみぃごですサボってすいませんでした

イ

…全部全部吹っ切れた

イ

…全部話すよ

悠

…まじ？

イ

ﾀｯﾀｯﾀ…

僕は2人の前を早めに歩く。顔が見られないように

イ

初兎ちゃんが記憶なくなってからさ？

イ

僕１日ずつ日記書いてたんだ
…って言っても付箋みたいなやつにだけど

な

…うん

イ

それで初兎ちゃんが記憶戻るまで書こうって思って…

イ

それでね！ずっとずっと書いててね、？

イ

今日も書いた！でも…さ…

イ

思うこと全部おんなじ…

イ

「早くイムくんって呼ばれたい」って…

イ

ほんと僕ってそれしか考えてないのかな…馬鹿みたい

イ

…まあ、結局僕ずっと初兎ちゃんが記憶戻らないかばっか考えてるって事

な

…それは…っ

イ

それで「もしかしたら明日には治ってるかも」「明日には全部夢になてるかも」

イ

そんな事ばっか考えててさ

イ

だから初兎ちゃんと別れる時、いっつも…毎日言ってた

イ

「また明日ね」

イ

…まあそれが叶わないから今こうやって話してるんだけどね

イ

…馬鹿みたいだよね？ｸﾙｯ(後ろを振り向く)

悠

……え

な

…ちょ……ほとけっち……

な

(最近ちゃんと顔見てなかった……)

悠

……お前さ

悠

…最近いつ寝た？

イ

…昨日寝たよ？

な

…っ嘘でしょ…っ？

な

ならなんで…そんなに隈できてるの…

悠

めっちゃ隈やばいで…！？

イ

…ｽｯ(ケータイで顔を見る)

イ

……あ〜…この事も話さなきゃいけないのか……

イ

…ｽﾙ(ケータイを入れる)

イ

…まあ……寝てるって言っても数十分くらいだからね

な

え…！？

悠

ちゃんと寝んとやばいで…？

イ

はは…wwめっちゃ心配するじゃんw

イ

流石保護者組……って感じ

イ

…

イ

僕は

悠

…？

イ

……毎日おんなじ夢を見る

イ

初兎ちゃんが僕を忘れる夢

な

………え？

イ

それで……僕もそのまま初兎ちゃんに忘れられるのと一緒に…

イ

僕の記憶からも初兎ちゃんが消えちゃう

悠

えっ………

イ

それでさ？思い出そうとしても思い出せない…

イ

思い出そうとすると他の皆の記憶も消えちゃうんだ

な

……怖

イ

それで、1人になっちゃうの

イ

誰も分からないの…

イ

……そんな夢

イ

それで…眠れなくてこうなっちゃっただけ

イ

怖い夢見るくらいなら、まだマシ…ではないけどw
現実にずっといる方がいいでしょ？

悠

……皆忘れる……か……

な

(…結構精神的にやられてない…！？)

イ

…まあ初兎ちゃんはこんな事が夢じゃなくて現実で起きてるんだろうけどね

悠

うぐ、

な

初兎ちゃん……

イ

まあ初兎ちゃんは皆の事全部忘れたわけじゃない

イ

…でも不幸な記憶だけってさ…それ結局忘れる事より辛い事なんじゃないかな

な

……そう…なのかな…分かんないけど…

イ

……だからさ

イ

辛い記憶しかない皆より…僕の方が初兎ちゃんは辛くない…

イ

僕よりも皆の方が悲しいんだろうな…って！

悠

でも…！俺らとの楽しかった事は思い出してきてるで…！

悠

それに…ほとけだって…辛いやろ…！

イ

…そんな事無いでしょ！皆…大変だよね

な

…絶対ほとけっちの方が俺らより辛いのに…っ

イ

それにさ？

イ

僕、初兎ちゃんに何もしてあげられてないじゃん？

悠

え…？ほとけは1番…！

イ

そんなことないよ？思い出してみな？

イ

初兎ちゃんの様子を見てすぐに考えて記憶喪失を皆に教えてくれたのは誰？

な

…まろ…

イ

初兎ちゃんに変な薬盛られてるって分かって…
しかも誰がやったかまで考えて助けてくれたのは誰？

悠

…ないこ？

イ

皆を盛り上げてくれて…幸せな記憶が増えるよう6人での写真いっぱい撮ってくれたのは？

な

兄貴…

イ

薬盛られた時、初兎ちゃん庇って薬盛った人に兄貴と本気で怒ってくれたのは？

悠

りうら…だな…

イ

ねえ…僕なんかした？

イ

何もしてないよね？ほらね？

な

…お前色々やってくれてたじゃんか…！

悠

あの変態医者の痴漢気づいたのも、あいつぶっ飛ばしたのも！

悠

初兎が頬に引っ掻き傷できてたのを気づいたのも！

悠

全部お前じゃんか…！

イ

…まあ僕がやった事って所詮ちゃんと初兎ちゃん見とくくらいだって事だよね

な

そんなこと…！

イ

僕…初兎ちゃんが記憶喪失なったって分かった時さ

イ

皆大丈夫？って優しくしてあげてたじゃん？

イ

でも僕は初兎ちゃんにとって赤の他人！なんも出来なかった！

イ

ただ見てただけ！……相方が何してるんだろうね…ｸﾞｽｯ

な

別にほとけっちが悪いわけじゃないじゃん…！

イ

まあ…それはそうかもね

イ

でも日常でちゃんと気使えるかは違うしさ

イ

初兎ちゃんに薬盛られてる事とかさ…？ないちゃんに申し訳ないよね

イ

僕って初兎ちゃんになにがしたいんだろう？

な

え…？

イ

…なんかずっとイムくんって呼ばれたい事ばっか考えてたらさ…？

イ

もう何したいか忘れちゃったんだ…！

悠

…

イ

もう分からなくてただただイムくんって呼ばれるの願って生活して…

イ

なんか…そんな事考えてたら全然寝れなくなっちゃった

悠

え…？寝てるんじゃないん…？

イ

………あ…言っちゃった…えへ

イ

…昨日は数十分寝れたけどその前に寝たのは6日前くらいかな

な

え！？！？！？ちょ、それ本当にヤバくない…！？

悠

立ってて大丈夫なん…！？

イ

…まあね！大丈夫！

…まあフラフラするけど

な

……なあ

な

声作るのやめな？

イ

声？いっつもこれだけど？

な

…心の中では泣いてるでしょ？何でそんな楽しそうな声で言うの？

悠

…全部……話してくれるんやろ……？

悠

…作らないで話して欲しいんや

悠

…本当は自分が何したいかも分かってるんやないの？

イ

………はあ

イ

そうだよね？そうだよね？

イ

やっぱ…作ってるってバレるよね？下手だよね…？

イ

…ｸﾞｼｬ(髪の毛ぐしゃ)

イ

……ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

イ

…ぁぁ゛…ｯ…！ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

悠

！？

イ

…っ！僕だって…！こうしたくてこうしてる訳じゃない…！！ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

イ

本当はずっとずっと……！ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

な

…っ………

な

(……変に刺激しない方が…いいの…か…？)

イ

……ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

イ

……初兎ちゃん、言ってたよねﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

イ

辛い事もすぐに幸せなことになるって……ﾎﾟﾛ
辛いの字に一本足したらすぐ幸せになるって…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

悠

……おん

イ

それってつまり幸せだって一本なくなればすぐに辛い事になるんでしょ？ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

イ

…僕は…僕の知ってる初兎ちゃんが居なくなって…から

イ

すぐに辛い事ばっかになった…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

イ

辛いの字だって…ずっと一本足されなければずっと幸せになれないじゃん

イ

まあ…そういう事なんだろうねﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

イ

…ﾁｬﾘ…(キーホルダーを取り出す)

イ

だからこうやって思い出さずに初兎ちゃんのキーホルダーを僕が持ってる…ﾎﾟﾛ

な

(…綺麗なキーホルダー…)

イ

ｽｯ…(キーホルダーをポッケにしまう)

イ

…一回イムくんって名前がバレそうになった事あるんだ

悠

え、そうなん…？

イ

…写真に「いむしょー」しか勝たんって書いてて
それでばれそうになった

イ

…まあifくんの間違いって言ったけど

な

え、そうなの？

イ

…だってその名前覚えられた所で何も変わらないし…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

イ

あえて…ずっとイムくんって名前は使わないようにしてるんだよね

悠

……

悠

………ほとけは悪くない…何も悪くないのに…

イ

…僕が変な事しなきゃこんな事起きなかったかもしれないのに？

イ

僕が熱出してる初兎ちゃんに気づいてたら大丈夫だったかもしれないのに？

イ

……僕が……ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

イ

変な事しないで…普通に…過ごしてたら…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

イ

こんな事なんなかったかもしれないのに……？ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

悠

(…だから前のムードメーカー感無くなったんかな)

な

……お前はさ

な

謝りたいんじゃないの？初兎ちゃんに…

イ

…え？ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

な

謝りたいけど…ずっと謝れていないからそうやってずっと悩んでるんじゃないの？

悠

…まあ前謝ったのとかな…初兎にちゃんと謝ったって事じゃないんやろ？

悠

そうやって作り笑いし合いながらずっと初兎といるんじゃなくて…

悠

…本気で謝って……それでまた楽しく暮らしたいんやろ？

悠

ごめんって言ってお互いに仲直りして、イムくんって呼んでもらって
大好きって……言いたいだけ、なんやろ

イ

………あぁ…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

イ

……そうだ…そうだよ…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

イ

…僕は…ちゃんと……初兎ちゃんに謝りたい……ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

イ

…それで大好きって伝えたい……ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

イ

…でもそんなの…結局記憶が戻らないと出来ないことなんだよ…ﾎﾟﾛ

イ

…今初兎ちゃんの記憶だと

イ

5人の写真に僕を追加でくっつけたみたいな感じでさ

イ

無理矢理僕を記憶に突っ込んでる状態なんだと思うんだよね…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

イ

そんな空想の中みたいな僕が居ても居なくても……

イ

…

イ

…あ

イ

……それなら…

イ

いっそ僕の存在初兎ちゃんの記憶から消した方が楽なのかな

な

……っ！

な

そんなわけ無いだろ……！！！

な

そんな事…！冗談でも言うなよ…ｯｯ！！！

な

皆…皆悲しむよ…ｯ…！？

悠

……はは、笑えねえよ。

悠

もうそういう事言うなよ…

悠

…絶対

イ

………はは…ﾆｺｯ

イ

……嘘だよ

な

(…今本気で思ってたんだろうな)

悠

(……嘘な訳ない…ほとけは嘘つく時あんな言い方しない……)

イ

…ｽｯ(空を見る)

初兎ちゃんが倒れた日……こんな空だったなぁ……

イ

……ねえねえ

イ

……初兎ちゃんが…幸せが崩れ始めた…

イ

…あの横断歩道。また行っていい？

な

……うん

悠

…行こうや

イ

ありがと、ﾆｺ

イ

…あ〜…なんか懐かしい気分になるね

イ

ここでさ？初兎ちゃんの事見ずに普通に行ってさ？

イ

……はー…

な

(…俺らが励まそうとも、慰めようとも……)

な

(多分ほとけっちに響かない…どうすればいいんだろう……)

悠

…あ、青信号ちかちかしとるで

な

あ、急げ急げ……

な

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀ…

悠

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀ…

イ

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀ…

ﾁｬﾘﾝｯ…!

イ

…あ

初兎ちゃんのキーホルダーが

駄目だ…僕がちゃんと持ってなきゃ…

イ

…ﾁｬﾘ…(取る)

嗚呼綺麗だな光って…光の筋まで見えて来る

そのまま光の筋に射抜かれてしまいたい

イ

……ﾌﾗ

結構頭痛いな…

もっとゆっくり…寝たい…初兎ちゃんだけでも幸せになってほしい…

…なんで何もしてない初兎ちゃんがあんな目に遭わなきゃ行けないの？

イ

(…本当意味分からない)

なんでだろ人生は不公平だ

悠

あっ………！！！！！！

な

……っほとけっち……ｯ！？！！！

ﾌﾟﾌﾟｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｯ!!!!!!!!!

イ

えっ

イ

…ｸﾞﾗｯ

あやば…頭痛くてフラフラして…

な

まってｯｯ…！！ねぇ゛…ｯ！！！

やばこれ終わったかも

イ

…ﾎﾟﾛ

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ…

…っ！！！！！！！！！

「________ｯ！！！」

人はそれを愛と呼んだ

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コメント失礼します！実は次の話を読もうと思ったら読めなくて…でもめっっちゃ読みたいです！！（迫真）ど、どうしたら読めますかね、？((

コメント失礼します素敵な作品ですね✨ 普通に泣きました🫵😭 続き楽しみにしてます🙇‍♀️🙇‍♀️ なんですが…

みぃご

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