司
類
寧々
えむ
医者
俺は心配になって病院にきた
医者
天馬さん、103ゴウシツへお願いします
司
はい
司
失礼します……
医者
はい、こんにちは
医者
色が見えない、ということですかね?
司
あ、はい
司
先日朝起きたら全てか
灰色で。。
灰色で。。
医者
そう……ですか
医者
では検査をしましょうか
全ての検査がおわり
医者
落ち着いて聞いてください
医者
あなたは余命半年です
医者
そう長くは生きられません
司
はっ……!?
司
嘘だろ……!?
司
なぁっ…!なぁ……!!
医者
……本当のことです
医者
これから急に発作がでたり
体調が悪くなったりパニックになったり
することがあると思いますので
気をつけてください
体調が悪くなったりパニックになったり
することがあると思いますので
気をつけてください
医者
では……
司
っ……
司
嘘だ……なんでっ…なんで俺が!!
司
あと半年で…スターになんて……っ
司
あいつらだって……
司
……あ
司
分かったぞ……とっ
司
……大丈夫だ、俺は半年間…全力で……っ!!
司
(時間だ……急がなければ)
司
っ……
司
((ダメだっ……目眩が……っ
司
たっタッタッタッ((舞台裏に
駆け込む
駆け込む
舞台裏
司
((なんでステージに来ただけで……!!
司
カヒュッ…
司
((これがパニック障害と言うやつか?
司
カヒューゴホッ
司
あ゛ぅッ……
司
((なんで……俺がっ…なんで…なんで……っ!!)
司
カヒュッゴホッはっ……はッ…カヒュッ
司
((意識が……っ
司
((立ち上がろうとしても
立ち上がれない……っ
立ち上がれない……っ
司
((体が動かない……っ
司
る…いっ……たすけっ……てッ
司
((声が……っ
司
カヒュッゴホッカヒュッゴホッ……う゛ぁ゛ッ
司
う゛ぅッ……うぅ゛っ……泣
司
((なんで俺じゃなきゃ……っダメなんだよ……っ!!
寧々
さっき司が舞台裏に駆け込んで……
類
舞台裏……見に行こうか
えむ
うんっ!
司
((るい達の……声っ……
司
カヒュッゴホッ……ハッ…あ゛ぅ゛ッ
類
司くん!!
司
はぁッ……るッ……い…ッ
類
無理に喋らなくていい、家まで連れて
いくよ
いくよ
類
えむくんと寧々は色々買ってきてくれ
寧々
うん、!わかった
類
僕の家まで連れていく
類
それまで待っててくれ……っ
司
はっ……カヒュッ……あ゛がッ…ヒュッゥ
類
((まずい……っ
類
凄い熱だ……一体何を、、、
司
ハッ……カヒュッゴホッ…ヒュッヒュー
類
落ち着いて、司くん
司
あ゛ぅッ……がッ……
寧々
はぁっ……はぁっ……
寧々
えむ足早すぎ……っ
えむ
つつつつかさくんっ!!
えむ
ええっと……えっと……
寧々
これ!タオル、
寧々
ごめん、司((タオルを押え付ける
司
あ゛がッ!?う゛あ゛ッ……あ゛ッ……
寧々
バッ……((離す
司
はぁっ……はぁっ…
類
落ち着いたかい?
寧々
大丈夫?かなりしんどそうにしてたけど……
えむ
司くんっ、、大丈夫っ?
司
……あぁ
神様、どうか
俺をもう少しだけ ここに置いてください
司
っ……
嫌でも俺が死んでしまう時の事を 想像してしまう
俺が死んだらえむ達は泣いてくれるだろうか
大丈夫、きっと……きっと泣いてくれる
でも悲しい思いはさせたくない
アイツらが知らないところで死にたい
気づかないで欲しい
えむ
司くん!!!
司
え、っ?
類
何回呼んでも頭を抱えたままだった
から焦ったよ……
から焦ったよ……
司
え……あ……っすまん
類
薬とかはあるかい?
持ってきてるなら鞄から……
持ってきてるなら鞄から……
司
やめ……てくれ、!
俺の鞄の中には確か診断書が 入っていた
司
はぁっ……はっ……
司
お願い……だっ…やめ…て……くれっ
類
えっ…?あ、わかったよ
喋るだけで息がきれる
寧々
つ、司!そんな急に喋ったら……
司
う゛ぁ゛ッ……
数時間後
気がつくと俺は類のベットで寝ていた
司
((あ……俺倒れて…
類
おや、起きたみたいだね
司
あ、あぁ、ありがとう
司
こんな遅くまでありがとな……
俺は帰る
俺は帰る
類
いや、それは大丈夫だよ
類
咲希くんに連絡を入れといたからね
類
安心して、体調が悪いことは
言ってないさ
言ってないさ
司
……ありがとな
司
((またこんなとこまで気を使わせて
しまった……
しまった……
司
そういえばえむと寧々は……
類
あぁ、2人ならお風呂に入っているから
終わったらご飯としようか
終わったらご飯としようか
類
お粥でいいかな?
司
あぁ、大丈夫だ
えむ
類くーん!!あれっ…司くん起きてるよ!寧々ちゃん!
寧々
え?あ、ほんとだ
寧々
おはよう司。もう大丈夫なの?
司
少し熱があるだけだ。かなり落ち着いた。ありがとな
寧々
そ
類
ではリビングに行こうか