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翌日
結局、あの後、主の右足の靴擦れが悪化し、キスの話はうやむやに終わる。そして、そんな中、旅館に泊まり続けても仕方ないということとなり、屋敷へ戻ることになった一同。
旅館の女将
ナック
旅館の女将
ナック
主
そう力強く言う主にみんなも頷く。
旅館の女将
ナック
主
フルーレ
旅館の女将
フルーレ
ボスキ
主
ラムリ
そういい、馬車の入り口の上に右手をあて、左手で主の手を取り、馬車の中へ主を通すラムリ。
主
ラムリ
そして、主が座る向かいにラムリが座り、主の横にフルーレが座ると、馬車の手網をボスキとナックが持ち、旅館を後にする。
屋敷
ベリアン
主
ムー
主
というと主は、ムーを抱っこし頭を 撫でる。
ボスキ
ナック
フルーレ
ラムリ
といい、頭を主に下げるラムリに、 主もラムリの頭を撫でた。
ベリアン
ラムリ
ベリアン
ナック
ベリアン
主
ボスキ
ラムリ
ナック
ラムリ
ナック
ラムリ
主
フルーレ
ベリアン
フルーレ
ムー
主
ボスキ
主
そして、それぞれがそれぞれの方向へ向かう中、ベリアンは考えていた。
ベリアン
ベリアン
と呟きながら、ハッとして自身の口を右手で塞ぐと目だけで周りを見て、誰もいないことに安堵するベリアン。
ベリアン
主の部屋
ボスキ
主
ムー
主
ムー
主
ボスキ
主
そういい、主がボスキに右足を見せるとボスキはムーに言う。
ボスキ
ムー
タッタッタッ
そして、ムーが居なくなったあと、 ベッドに座る主の両足のわきに両手をつき、主に顔を近づけるボスキ。 そして、目と目が合う2人の距離は わずか数センチ。
主
ボスキ
主
ボスキ
主
ボスキ
主
ボスキ
主
ボスキ
主
ボスキ
そういうと主の唇に口付けをする。 優しく深い口付けを…。
ちゅっちゅっレロレロ
主
そして、唇を離すとボスキは 再び告げる。
ボスキ
主
ボスキ
と笑うとボスキは、主から離れ、主の前でしゃがみこみ、立ち膝をして主の右足に手を当てると、ムーが戻ってくる。
ムー
ボスキ
というとムーから消毒薬と絆創膏を受け取り、優しく主に貼られている絆創膏を剥がし、患部を消毒するとボスキの綺麗なハンカチで消毒薬を軽く拭き取り、新しい絆創膏が貼られる。
ボスキ
主
ボスキ
主
ボスキ
ムー
そういうとボスキは主の部屋を後にする。残された主とムーはその後、 主から旅先での話をムーは聞くので あった。
一方、ナックとルカスはというと…
ナック
ルカス
ナック
ルカス
ナック
そして、話がまとまった2人。
グロバナー家、本邸
フィンレイ
ルカス
フィンレイ
ルカス
フィンレイ
ルカス
フィンレイ
ルカス
その後、ルカスがどう話をしたのかあっさりと旅館復興の件は受け入れられ、旅館の整備や宣伝、従業員の増加、女将の跡を継ぐ者とトントン拍子で決まり、以前のように観光客も増えたということでお礼の手紙が届いた。 そして、主は1人、散歩をしていた。
主
フィンレイ
主
と慌てて身なりを整え、挨拶をしようと姿勢を正す主に
フィンレイ
主
フィンレイ
主
フィンレイ
主
フィンレイ
ギクッ
主
主
とみるみる顔を青ざめる主に
フィンレイ
主
フィンレイ
主
フィンレイ
主
主
フィンレイ
主
といい、慌ててお見送りをしようとして、転びそうになる主。
主
ズルッ
ガシッ
フィンレイ
主
フィンレイが主の前に右腕を出しガッシリと支え、主は転ばずに済むも頭が真っ白になる。
フィンレイ
主
フィンレイの力強い腕と思ったより顔が近いことに主は赤面する。
フィンレイ
というと、主を優しく紳士的に立たせるとフィンレイは主から離れる。
主
フィンレイ
主
フィンレイ
主
そうして、去っていくフィンレイの後ろ姿を見送って主も屋敷へと戻っていく。そして、フィンレイは1度だけ振り返り、その主の後ろ姿を見た。
フィンレイ
屋敷に戻った主は、フィンレイの言葉を思い返していた。
回想
フィンレイ
現在
主
主
回想
フィンレイ
現在
主
主は1人、部屋のベッドの上で不安事をかき消そうと手足をバタバタさせた。その時、部屋の扉がノックされる。
コンコン
フルーレ
主
主
フルーレ
主
と言いながら、身なりを整え、 ベッドサイドに座る主。
フルーレ
そういい、部屋へ入ってくるフルーレの手には白い封筒のような物が持たれていた。
主
フルーレ
そういうと主の前で封筒から1枚の写真を取り出し、主へ見せるフルーレ。
主
フルーレ
主
フルーレ
と照れるフルーレはもう一度、封筒へ写真を丁寧にしまうと、主にその封筒を手渡した。
フルーレ
主
フルーレ
主
その言葉に、フルーレは微笑んだ。
フルーレ
主
フルーレ
そういい立ち去るフルーレ。後に残された主は再び封筒から写真を取り出すと、以前、余った貝殻で作ったフォトフレームにその写真を入れ、部屋の隅に飾る。
主
そう、写真の中のフルーレに微笑みかけながら主は言うのであった。
おわり