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瑶音
せんせー！！！
笹倉先生
だから、生徒は教師と連絡を取ってはいけないと何度も言ったでしょう？
瑶音
じゃあ何で連絡先教えてくれたんですか？
笹倉先生
笹倉先生
別に特別な意味はないから気にするな。
瑶音
そんな事私が信じるわけないでしょう！！
瑶音
何でですか？ちゃんと答えて下さい
笹倉先生
笹倉先生
君だったからだ。と言ったら満足か？
瑶音
満足はしますけど
瑶音
本心じゃないんなら嫌です。
瑶音
だって先生は私の気持ちに気づいているんでしょ？
笹倉先生
瑶音の気持ち？
瑶音
そうです。
瑶音
気づいてないようなふりしてずるいですよ。
笹倉先生
大人はみんなずるいんだ。
瑶音
そんなの理不尽です。
笹倉先生
大人は大抵理不尽だ。
瑶音
瑶音
好きなんです、笹倉先生のことが。
瑶音
恋愛に年の差なんて関係ないんです。だって好きになってしまったものはしょうがないんです。
笹倉先生
それは言えるな。年の差で左右されてしまう恋愛はしたくないな。
瑶音
違います！先生の恋愛観の話じゃなくて、ちゃんと私の言葉に答えてください。
笹倉先生
笹倉先生
今は…無理だな。
瑶音
どうしてですか？
笹倉先生
瑶音と俺が先生と生徒という関係だからだ。
瑶音
じゃあつまり私は振られたわけですね。
笹倉先生
違う！！
笹倉先生
決してそういう訳じゃない。
瑶音
じゃあなんですか？
笹倉先生
君がもしちゃんと卒業してくれれば今度は俺から言う。
瑶音
何をですか？
笹倉先生
お前な…。言わせようとしてるだろ。
瑶音
当たり前です。気持ちちゃんと聞きたいですから。
笹倉先生
笹倉先生
俺は気持ちは直接伝えたいタイプなんだ。
瑶音
じゃあ電話してください。
笹倉先生
嫌だ。
笹倉先生
それは直接じゃない。
笹倉先生
だから明日君の教室に行くよ。
瑶音
それはダメです。
瑶音
私のせいで先生のキャリアが奪われるのは嫌ですから。
瑶音
私が会いに行きます。
笹倉先生
分かった。
笹倉先生
じゃあ待ってる。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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